【ネタバレあり】「デッドプール」最新作の偉業を識者解説 「第4の壁とマルチバースで“大人の事情”をエンタメ化した」

　そんな杉山氏は、米サンディエゴで行われた世界最大級のポップカルチャーイベント「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」に現地参加し、帰国したばかり。新たな「アベンジャーズ」シリーズ2作品の製作、ロバート・ダウニー・Jr.が敵役のドクター・ドゥーム役で復帰するなど、電撃発表が相次いだが、杉山氏にとっては、さらに驚く発表があったという。

　「びっくりしたんですけど、『キャプテン・アメリカ　ブレイブ・ニュー・ワールド』の会場限定映像が流れて、ハリソン・フォード演じるロス大統領が『すごい物質を手に入れた。アダマンチウムだ』って言うんですよ。ヴィブラニウムじゃなくて。これでウルヴァリンを登場しやすい流れにはなっている。このセリフで、ものすごい拍手が起こったんです」（杉山氏）

　この日のトークショーには、杉山氏に加えて、アイ、マイ、みーー（マーベル女子）、がお～（アメコミ映画系YouTuber）も出席した。アイ、マイ、みーー氏は「めちゃくちゃ楽しかったです。サプライズ、感動、笑い。ジェットコースターみたいで、感情がついていかない。120点の作品」と、「デッドプール＆ウルヴァリン」に太鼓判。がお～氏も「ここまでデップーに感謝することになるとは。本当にありがとう。ディズニーさんもそうだし、関係各所にありがとうと言いたい」とファンの思いを代弁していた。