【大人泣き続出】「インサイド・ヘッド2」大スクリーンで観るべき理由とは?
映画.com / 2024年8月5日 14時0分
(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
“感情たち”の世界を舞台に、頑張り屋さんの主人公ライリーの物語を描くディズニー&ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」。8月1日から公開されると、SNSでは“泣いた”と報告する大人が続出している。
日本に先駆け全米はじめ世界各国で6月14日から公開されるや、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる歴史的な大ヒットスタートを記録。ついにこれまでNO.1だった「アナと雪の女王2」を追い越し、アニメーション映画史上世界No.1の世界興行収入を突破した。
SNSなどでは「ほんとに泣けた」「全大人が見るべき」などの声があがり、注目を集めている。この記事では、そんな本作を大スクリーンで味わうべき理由を紹介する。
一つ目は、イマジネーション溢れるユニークな感情たちの世界とリアルなライリーの世界を描く映像美。本作では、前作から少し成長して人生の転機を迎えた頑張り屋さんの主人公ライリーが親友との関係に悩んだり、誰かと比べて落ち込んだりと、誰もが経験したことのあるリアルな物語が展開される一方、そんなライリーの中で奮闘するヨロコビやカナシミ、シンパイなど、誰も見たことのないカラフルでユニークな“感情たち”の世界が描かれる。
2つの世界は明確に違いを意識して描かれているそうで、プロダクション・デザイナーのジェイソン・ディーマーは「現実の世界は雑然としていて、ペンキも適当に塗られていたり、鳥のフンや落書きもあって、素材はより質感があります。反対に感情の世界は半透明で、カラフルで鮮やかで、その素材はやわらかい。清潔で、落書きもペンキの欠けもありません」と語っている。
本作では3DCGで表現されたその2つの世界だけでなく、ライリーがこっそり好きでいる“秘密の推しキャラクター”のブルーフィーやポーチーという2Dで描かれるキャラクターや、2000年代の日本のRPGのゲームキャラクターをモデルに敢えて粗い画質で描かれるランス・スラッシュブレードも登場する。色合いや質感など細かいところまでこだわり尽くした本作は、大スクリーンで観ることで画面の隅々まで楽しむことができる。
2つ目の理由は、誰かと一緒に映画館で観るからこそ味わえる、感動体験。世界中で特大ヒットを記録している理由の一つは、大人が共感できるライリーの物語とピクサー史上最も優しさに包まれるラストシーン、そして「大人になるとヨロコビは失われてしまうの?」という深いテーマが、大人たちの心に刺さっていることが挙げられる。
ケルシー・マン監督は「僕は、楽しくて、イマジネーションに溢れ、かつ世の中に意義のあるインパクトを与える映画を作りたいと思ったので、それらを全部入れました。子どもも大人もみんなで一緒に映画館に行って、ビッグスクリーンで楽しんでもらえる映画にしました」と本作に込めた思いを語っている。
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