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国境の難民の現状、薄毛兄弟の植毛旅行、仏文学の文字映像化など多彩なテーマ 短編コンペ「社会への眼差し」「寓話の現在」【ひろしまアニメーションシーズン2024】

映画.com / 2024年8月16日 14時0分

 8月15日上映の「寓話の現在」カテゴリでは、現代において寓話を語る・観ることの意義を問いかける7作品が紹介され、上映後4作品の作家が登壇した。

 鮮やかな水彩風のタッチで、少年少女の神話的世界を描く「鳥のコドモ」監督のジュリア・トゥディスコは、「日本の文化にインスピレーションを受けて作った作品。修士課程では、宮﨑駿作品の人類世界が破壊された後の世界を研究し論文を書いた」と明かす。

 孤独や他者とのつながりをほのぼのとした動物のイラストに投影し描いた「パーキングエリアの夜」監督の村本咲は、「今日が日本初公開。自分でもこんなに大きいスクリーンで見るのが初めてで、緊張しました」とコメント。

 文字を動かし変容させるユニークな手法を用いた「みじめな奇蹟」監督の折笠良は、「ベルギー生まれでフランスの詩人、画家のアンリ・ミショーの同じタイトルの本が原作です。もし気になったら、原作の本も読んでいただければ。今回は英語の吹替えで上映をしましたが、オリジナルのフランス語のバージョン、日本語の吹替え版もあり、今後別の上映機会を作りたい」と紹介。本作は、フランス語オリジナルは俳優のドゥニ・ラヴァン、日本語は作家で音楽家の町田康がナレーションを担当している。

 中国の少年の生活を優美で繊細な切り絵で表現した「井の中の船」監督のチン・シー、シュー・シャオリンが来日し、「9年前に出版された絵本が基になっており、タイトルの『小満(シャオマン)』が主人公の名前です。切り絵を使ってこのアニメーションを作りました」(チン・シー)、「唐の時代の伝説の雰囲気を再現した」(シュー・シャオリン)と作品を解説した。

 「ひろしまアニメーションシーズン2024」は、8月18日まで開催。全プログラム、チケット詳細は公式HP(https://animation.hiroshimafest.org/schedule/)で告知している。1日券は3000円。1回券は1200円。そのほか全プログラム券や、大学生、高・中学生料金、無料上映作品あり。

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