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コッポラ新作「メガロポリス」予告編、AIが生成した偽造批評で大炎上 マーケティング担当との契約解除

映画.com / 2024年8月27日 11時0分

コッポラ新作「メガロポリス」予告編、AIが生成した偽造批評で大炎上 マーケティング担当との契約解除

写真:Everett Collection/アフロ

 ライオンズゲートが配給するフランシス・フォード・コッポラ監督の最新作「メガロポリス」の予告編が、著名な映画批評家のコメントを捏造していたとして物議を醸している。同社は予告編を即座に取り下げ、マーケティングコンサルタントとの契約を解除する事態に発展した。

 問題の予告編は8月23日に公開された。「ゴッドファーザー」などコッポラ監督の過去の名作に対する著名批評家の酷評を引用し、それらが後に傑作として評価されたように「メガロポリス」も時代を超えて語り継がれる作品になると示唆する内容だった。しかし、ポーリン・ケイルやアンドリュー・サリスといった有名批評家の引用が実在しないものであることが判明。米Vultureなどのメディアが指摘し、ライオンズゲートは調査に乗り出した。

 その結果、問題の引用文はAIによって生成されたものだったことが明らかになった。これを受け、ライオンズゲートは直ちに予告編を取り下げ、謝罪声明を発表している。今回の問題を受け、ライオンズゲートはマーケティングコンサルタントのエディ・イーガンとの契約を解除。イーガンは以前STXfilmや他のメジャースタジオで幹部を務めた経歴を持つベテランで、今回の予告編の内容は彼の管轄下にあったという。

 関係者によると、この偽造は意図的なマーケティング戦略ではなく、単なる確認ミスだったとのこと。しかし、AIによる偽造コンテンツの生成が容易になった現在、映画業界にとって新たな脅威となる可能性を示唆している。

 「メガロポリス」は、コッポラ監督が1億ドル以上の自己資金を投じて製作した大作。アダム・ドライバーやジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエルらが出演し、近未来のニューヨークを舞台にしたSF史劇となっている。米国では9月27日の公開が予定されている。

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