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近未来、上層階級の人間だけに許された延命措置の不穏…井浦新主演「徒花 ADABANA」予告編、永瀬正敏撮影ビジュアル用いたポスター披露

映画.com / 2024年8月29日 7時0分

近未来、上層階級の人間だけに許された延命措置の不穏…井浦新主演「徒花 ADABANA」予告編、永瀬正敏撮影ビジュアル用いたポスター披露

永瀬正敏撮影のビジュアルを用いたポスター (C)2024「徒花-ADABANA-」製作委員会 / DISSIDENZ

 井浦新主演、甲斐さやか監督による日仏合作映画「徒花 ADABANA」が10月18日公開される。本作に出演する永瀬正敏が撮影したビジュアルを用いたポスターと予告編が披露された。

 国家により、ある“最新技術”を用いて延命治療が推進された、そう遠くない現代。一定の階級より上の人間たちが病に侵された時、全く同じ見た目の自分である「それ」が提供され、病の身代わりになってくれたら――を描く。タイトルの「徒花」(あだばな)とは、咲いても実を結ばずに散る花、「無駄な花」を意味する。共演には水原希子、三浦透子、斉藤由貴、永瀬正敏と実力派俳優陣が集結、編集を「落下の解剖学」(23)で第96回アカデミー賞編集賞にノミネートされたロラン・セネシャルと「ドライブ・マイ・カー」(21)編集担当の山崎梓が担当した。

 このほど公開された予告編は、ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに「それ」の保有が許された近未来の不穏な雰囲気の映像で始まる。死が身近に迫る新次(井浦新)は、臨床心理士まほろ(水原希子)に自分の「それ」に会わせてほしいと懇願する。新次の「それ」は、自分と同じ姿をしながらも、異なる内面を持ち、純粋で知的であった。「それ」を殺してまで、自分は生きながらえるべきなのか、心が乱されていく姿が切り取られている。

 10月18日から、テアトル新宿他全国順次公開。

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