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山田尚子監督「胸がいっぱい」 松岡茉優が最新作「きみの色」に感想コメントを寄せる

映画.com / 2024年8月30日 21時0分

山田尚子監督「胸がいっぱい」 松岡茉優が最新作「きみの色」に感想コメントを寄せる

 長編アニメーション映画「きみの色」の初日舞台挨拶が8月30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、声優を務めた鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖、やす子、山田尚子監督(「映画 聲の形」「平家物語」)が登壇した。

 舞台挨拶では、新海誠監督(「君の名は。」「天気の子」)と、俳優の松岡茉優(「映画 聲の形」小学生時代の石田将也役)から、本作に対する感想コメントが紹介された。司会者が「きっと戦いだったのではないかと、勝手に想像してしまいます」(新海監督)、「山田尚子さんの描く若者はこの上なく優しく眩しい」(松岡)とコメントを代読すると、山田監督は「ものすごく光栄です。戦いーー、確かにどの作品でも、つくるのは戦いなので」「松岡さんからコメントをいただけるなんて、ちょっと胸がいっぱいです」と感激しきりだった。

 新海監督&松岡からの感想コメントに加えて、この日は、声優陣がサプライズで山田監督にプレゼントを贈る場面も。鈴川は「取材のときに『生まれてきてくれてありがとう』と言ってくれたときに、胸がいっぱいで泣きそうになりました。私たちも監督に出会えて幸せです。監督からいただいた言葉は、私にとって宝物です。何者でもなかった私を、見つけてくれてありがとうございました」と、心をこめた手紙を読み上げると、自ら感極まって涙を流していた。

 また、木戸からは9月2日に26歳の誕生日を迎えるやす子に、花束のプレゼントも。大らかで芯が強く、食いしん坊の百道さくを演じ、声優デビューを果たしたやす子は「キアヌ・リーブスと同じ誕生日です。はい~。26歳はたくさんお休みいただけるとうれしいです」と上機嫌。台風10号の影響が懸念される中、8月31日から9月1日にかけて放送される「24時間テレビ47」(日本テレビ系)でマラソンランナーを務める予定だが、挑戦に関して具体的に語ることはなかった。

 うれしい色、楽しい色、穏やかな色など、幼い頃から人が「色」として見えるトツ子(鈴川)は、同じ全寮制のミッションスクールに通う美しい色を放つ少女・きみ(髙石)、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイ(木戸)の3人でバンドを組むことに。離島の古い教会を練習場所に、それぞれ悩みを抱える3人は、音楽によって心を通わせ、いつしか友情とほのかな恋のような感情が芽生え始める。

 以下、新海誠監督と松岡茉優から届いた感想コメント。

【新海誠監督】感想コメント

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