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「ジョーカー2」ベネチア映画祭で12分間のスタンディングオベーション!  ホアキン・フェニックス、レディー・ガガらが登場

映画.com / 2024年9月5日 18時0分

 続編作品として史上初の最高賞=金獅子賞の連続受賞の期待を背負うフィリップス監督は、「私たちとしては大きなプレッシャーを感じていました。実際に続編を作ることになったとき、私たちは大胆でなければいけなかったし、続編だとしても前作と比べて予想外の作品にするには、どうするべきかと考えていきました」とコメント。

 「前作のジョーカーは、目には見えなくても彼の心の中には音楽と愛が溢れていた。本作では客観的な視点よりも、ジョーカー自身の目を通して多くの情報が表現されている。そしてリアリズムという点では共通しますが、より想像的で象徴的なシーンが多くあるのが、本作の特徴だと思います。そして……この作品は、1作目に対する“答え”ではないとも加えておきます」と語った。

 上映後、観客はキャスト・監督に向けて12分間に渡るスタンディングオベーションを送った。本映画祭の受賞作品は、日本時間の9月8日に発表される。

 「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」は、10月11日に全国公開。キャストのコメント全文は以下の通り。

【ホアキン・フェニックス(ジョーカー役)】

なぜ多くの人が前作に共感したのかは正直わからないです。それぞれの観客が、それぞれ違った要素に惹かれたんだと思います。いつもみなさんが語る内容に驚かされます。今回の作品は“安心を感じる愛への追求と切望”だと思います。

この作品で象徴的な音楽は、物語に合わせて選び抜かれた曲だからこそ、その解釈を理解することが鍵でした。歌唱シーンの撮影はすべてライブで録音されたものです。テイクごとに声が異なって、とてもエキサイティングな体験でした。

減量については、詳しく語るつもりはないよ。退屈だと思うから(笑)。でも前よりも難しかった。というのも、今回はダンスシーンが多く、ダンスのリハーサルもたくさんやる必要があったから。今49歳ですが、もうこのような事はしない方が良いでしょうね(笑)。

【レディー・ガガ(リー役)】

前作にとても心を揺さぶられました。トッドはとても美しく素晴らしい作品を作り、そしてホアキンの演技も素晴らしかった。今までに観たことがない作品だったと感じたことが、今作で私が参加した理由です。

わたしたちのアプローチは特別で、とてもニュアンスに富んだものでした。通常の映画で描かれるような歌唱シーンとはとても異なるもの。この映画での音楽の使い方は、キャラクターの感情を表現すること。セリフだけでは十分ではなく、キャラクターたちが言いたいことを音楽で表現しています。ジョーカーの中には常に音楽が流れていて、私はただ、トッド監督のビジョンを音楽とともにやり遂げただけです。

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