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黒木華、名曲「夜明けのマイウェイ」をカバー 初めて映画の主題歌を担当

映画.com / 2024年9月6日 7時0分

黒木華、名曲「夜明けのマイウェイ」をカバー 初めて映画の主題歌を担当

(C)2024「アイミタガイ」製作委員会

 黒木華が、主演作「アイミタガイ」で、名曲「夜明けのマイウェイ」をカバーし、初めて映画の主題歌を担当していることがわかった。あわせて、黒木の歌声をおさめた予告編もお披露目された。

 本作は、中條てい氏の同名小説(幻冬舎文庫刊)を映画化するもの。かけがえのない存在だった親友を失った主人公・梓(黒木)を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇を紡ぐ。市井昌秀監督(「台風家族」)が脚本の骨組みを作り、故佐々部清監督(「ツレがうつになりまして。」)の魂を注いだ企画を受け継いだ草野翔吾監督(「彼女が好きなものは」)が、映画を完成させた。韓国・釜山で10月2日~11日に開催される第29回釜山国際映画祭で、コンペティションのジソク(Jiseok)部門に正式出品された。

 「夜明けのマイウェイ」は、1970年代に放映された連続ドラマ「ちょっとマイウェイ」の主題歌として、俳優であり音楽家の荒木一郎が作詞・作曲した、「パル」の楽曲。「アイミタガイ」の脚本の制作段階から主題歌として、製作陣の念頭にあったという思い入れの強い曲だ。前向きなメッセージが込められた歌詞が驚くほどに物語と重なる同曲を、キャスティング前からカバーしたいという意向があった。そして誰が歌うべきかを検討していたとき、黒木が演じる梓を見て、「やはり梓本人が歌うべきではないか」と、黒木がボーカルも担当する運びとなった。

 同楽曲は、不慮の事故で親友を失い立ち止まってしまった梓を軸に、さまざまな人々の思いがめぐり、大きな輪になっていく物語にふさわしく、「悲しみをいくつかのりこえてみました」という印象的な歌詞から始まる。「高らかに歌い上げるのではなく、プライベートで語りかけるようなイメージにしたい」という草野監督の希望の下、アレンジが加えられ、柔らく温もり溢れる黒木の歌声が、物語の余韻を包み込んでいる。

 これまでCMやバラエティ番組で、透き通るような歌声を披露したことのある黒木は「まさか自分が主題歌を歌わせていただくことになるとは思わず、とても緊張しています。歌唱指導の先生のおかげでなんとか形になりました。温かい気持ちで聞いていただけると嬉しいです」と、コメントを寄せた。

 ウェディングプランナーとして働く梓のもとに、ある日突然、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせが届く。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける梓。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、ある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知が届いていた。

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