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グレン・パウエル、禁酒中にテキーラ8杯 自分が演じるベッドシーンを自ら執筆して赤面

映画.com / 2024年9月6日 19時0分

グレン・パウエル、禁酒中にテキーラ8杯 自分が演じるベッドシーンを自ら執筆して赤面

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 「6才のボクが、大人になるまで。」「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター監督がメガホンをとった「ヒットマン」。このほど、主演と共同脚本を兼任したグレン・パウエル(「トップガン マーヴェリック」)と、共演のアドリア・アルホナ(「モービウス」)のインタビュー映像が公開された。

 本作は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライム・コメディ。普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていくゲイリーをパウエル、夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちるマディソンをアルホナが演じている。

 インタビュー映像では、パウエルとアルホナの初対面エピソードが披露されている。

パウエル「リックがアドリアに会ったらすっかり惚れ込んで、君も会ってくれというので僕も会うことになった。その時僕もアドリアも禁酒期間中だったんだけど、すぐに盛り上がっちゃって最初は水だけ飲んで、それから『テキーラ1杯だけ』から始まり、それが8杯になり…飲みながら4時間くらい話した」

アルホナ「4時間一緒にいて沈黙がなく、居心地のいい人だなと思った。そして、そこにリスペクトと信頼が生まれた」

 リンクレイター監督の映画では、役者も一緒に、ストーリー、役、脚本を構築していくやり方が多い。そのため、チームのように一体となって作っていくという。やがて話題は、リンクレイター作品初の“ベッドシーン”に話が及んだ。

アルホナ「初めはグレンとリチャードがかなり気を使って私を不快にしないように話してくれていた。あまりに礼儀正しいので、『二人ともただのセックスだよ、普通に話そうよ』と(話したの)」

 すると、パウエルは少し恥ずかしそうに笑いながら「デリケートな話だから(笑)」と紳士的な振る舞いを見せる。すると、アルホナは「いや、これは映画のために私たちがやらなきゃいけないことだから。脚本を書いている最中なんだから、書かなきゃいけないでしょう」と畳み掛けたという。

 パウエルは「僕は脚本も担当して、自分が演じることになるセックスシーンを自分で書いたんだから」とかなり大変な作業だった様子。さらに2人は自分たちがセクシーだと思うもの、スクリーンではみたことがないようなものなどいろいろな写真を並べて、お互い選び、その時間がどう作られ、どうしたらその雰囲気に近づけるかを考え、お互いのイメージを擦り合わせていった。

 アルホナはこのような映画作りについて、以下のように語っている。

アルホナ「自分のセックスシーンに私自身が能動的に関われたから、自分が何をするのか、どんなことをしたいのか、私もシナリオを決める立場になれた。グレンもリックも一歩引いてくれて「あなたが決めることだ、あなた次第だ」と言ってくれた。こんなふうに自分のパワーを感じられたことはなかったし、もっとこういう機会が増えてほしいと思った」

 「ヒットマン」は、9月13日より新宿ピカデリーほかで全国公開。

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