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「なら国際映画祭2024」コンペティション作品発表 世界各国から選ばれた6作品、学生対象部門は10作品

映画.com / 2024年9月10日 15時0分

「なら国際映画祭2024」コンペティション作品発表 世界各国から選ばれた6作品、学生対象部門は10作品

 8回目の開催となる「なら国際映画祭2024」のコンペティション作品が発表された。

 映画作家の河瀨直美をエグゼクティブディレクターに迎え、2年に1回開催される映画祭。インターナショナルコンペティションをはじめ、NARA-wave学生映画コンペティションを軸に、「ユース映画制作ワークショップ」作品、また、なら国際映画祭オフィシャルパートナーであるベルリン国際映画祭ジェネレーション部門推薦作品、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア推薦短編作品など、魅力的な映画が集結。9月20日から9月23日の4日間開催される。

 インターナショナルコンペティションでは、世界各国から選ばれた6作品が入選。上映後には、監督本人が登壇する舞台挨拶も実施予定。優れた作品には、審査員が選出する最高賞「ゴールデンSHIKA賞」や、観客が選ぶ「観客賞」が贈られ、クロージングセレモニーで発表される。さらに、受賞者は次回の「NARAtive」の企画案を出す権利が与えられる。

 学生が手掛けた映画・映像作品を対象にしたコンペティション「NARA-wave(ナラウェイブ)」では10作品が上映される。参加作品が「カンヌ国際映画祭」の学生部門にも参加するなど、「NARA-wave」にノミネートされる作品は、海外の映画祭からも評価されている。最高賞は「ゴールデンKOJIKA賞」。インターナショナルコンペティション同様に、受賞者は「NARAtive」の企画案を出す権利が与えられ、採用されれば次回「NARAtive」の映画監督に選ばれる。

▼インターナショナルコンペティション

■「サートゥ/うさぎ年」(英題: Satu - Year of the Rabbit) 【UK、ラオス】
監督:ジョシュア・トリッグ / Joshua J F Trigg

17歳のボーは、ラオスの首都で虐待する父親から逃れ、フォトジャーナリズムのキャリアを追い求める。無一文の彼女は、田舎の寺院に身を寄せ、そこで若い仏教徒の孤児サートゥと出会う。友達になった二人だが、サートゥは母親を探したいという願いを語る。ボーが物語を伝えたいという思いと、サートゥの好奇心に駆られ、二人はラオスの豊かな熱帯の⾵景を巡りながら、答えと自⼰発見を求めて旅を続ける。

■「失った時間」(英題: Borrowed Time) 【中国】
監督:ツァイ・ジエ / Choy Ji

夏の終わりに台⾵が迫る中、ティンの結婚式が近づいてくる。母親に促されて、ティンは広州から 香港へ向かい、20年間行方不明の父親を探し始める。旅の途中で、ティンは過去の曖昧な記憶が蘇る。予期せぬ出会いがティンに家族の真実を明らかにさせる。ティンは昔の友人ユウセンと 再会し、一緒にユウセンの家で夜を過ごす。二人はまるで夢の中にいるかのように感じながら、失われた時間を探し求める。

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