台湾発の心温まる理髪店の物語「本日公休」9月20日公開 山田洋次監督「日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう」
映画.com / 2024年9月13日 20時0分
著名人のコメントは以下の通り。
(敬称略・順不同)
【山田洋次(映画監督)】
出演者とスタッフが心からの愛情をこめて
昔ながらの床屋さんの世界を描き切った。
日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう。
【内館牧子(脚本家)】
痛快な物語である。
実はそんなできごとは何ひとつ起こらないし、静謐な一編である。
快哉を叫びたくなるのは、高齢な主人公が徹底して自分の思いのままに生きる姿だ。
若者に取り入ろうとも思わず、何を言われようが思ったように生きる。
痛快を通り越して美しくさえある。愚痴の多い高齢者は必見。
【久住昌之(マンガ家・音楽家)】
ボクが今作りたい映画だと思った
監督の淡々とした静かな視線が素晴らしい。
ボクが原作をした漫画「孤独のグルメ」の作画を担当した谷口ジローさんの表現にも通じています。
ルー・シャオフェンさんをはじめ、役者陣の押さえた演技も、心に染み入りました。
今こそ、こういう感性、作品が必要な時代なのではないでしょうか。
【松浦弥太郎(エッセイスト)】
正直、親切、笑顔、今日もていねいに。
このすべてがこの映画には詰まっている。
こうやって生きればいいと教えてくれている。
【小谷実由(モデル)】
時間はあっという間に過ぎるけど、思い出や記憶は
積み重なり人生に暖かさを添えていく。
日々に心配や不安はなくならない、
それでもこのまま思う通りに
まっすぐ行けばいいと教えてくれた気がした。
【風吹ジュン(女優)】
危ない剃刀とハサミで大切な頭や顔を触られて平気なのは何故?
それは…さっぱりするから!
アジア映画のなかでも…「本日公休」は心や肌にしっくり来る嬉しい作品!
何故か懐かしい床屋さんを覗き込めば?
無意識のうちに私は誰かに連れられアールイさんの世界にいる。
アールイの後を浮遊する経験すれば…
あなたもしっくり?いやさっぱりすると思う………。
【伊藤かずえ(女優)】
一人で理髪店を営む女将。その店の常連客、女将の家族。 淡々と過ぎてゆく日常。 女将の日記をゆっくりとめくっていくような、ノスタルジックな作品。 女将の愛車は私の愛車と同じく30年の月日を共にしている所が、共感できました。
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