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「侍タイムスリッパー」いよいよ拡大公開スタート!満員の客席を前に安田淳一監督、山口馬木也ら感激の面持ち

映画.com / 2024年9月15日 13時0分

 そんな本作だが、「皆さんご存知かどうか分かりませんが、この作品は今年の4月に追加撮影を行っているんです。だから本当に完成したのは今年の6月くらいなんです」と明かした安田監督。冨家も「監督の作品は(着工から140年以上も建設が続いているスペイン・バルセロナの)サグラダファミリアと呼ばれていて。前作の『ごはん』も追撮で7年かかっているそうで。マッキー(山口)のTwitter(現 X)を見たら、追撮に行ってきたと書いてあって。『ええ? 終わったのに?』と驚きました」と笑うと、山口も「1日だけ。どうしても監督がつながらないシーンがあるとおっしゃったので」と追撮について言及。そのシーンについて安田監督が「新左衛門のとあるシーンで、どうしても会津時代の新左衛門を入れておきたかった。ただ東映の京都撮影所の人からは『まだやってるの?』とあきれられてしまいいましたが」と振り返ると、会場は大笑い。山口も「京都の人からも『災難やな』と言われました」と笑いながら付け加えた。

 ヒロインである沙倉が、実際の現場でも助監督を務めるなど、わずか10人足らずのスタッフだけでなく、キャストも一丸となって作ったという本作。「少人数だからこそ良かった。なんだか学園祭のようだった」と冨家が振り返るなど、皆が口々に「撮影は楽しくて仕方がなかった」と楽しそうに述懐。そんな中、冨家が「僕はこの脚本の中でいちばん好きだったセリフがあって。それは井上さんのセリフなんですが、ここでもう一回あのセリフを聞きたいです」と撮影所の所長役の井上にリクエストをするひと幕も。それを受けて「一生懸命がんばっていれば、どこかで誰かが見てくれる……ホンマやなぁ」と劇中のセリフを披露した井上。どこか自身の境遇にもつながってくるようなこのセリフをしみじみと聞き入っていた安田監督に、会場からは大きな拍手が送られた。

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