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第16回TAMA映画賞の受賞作・受賞者決定! 最優秀作品賞は「夜明けのすべて」「ぼくのお日さま」

映画.com / 2024年10月3日 6時0分

●河合優実(「ナミビアの砂漠」「あんのこと」「ルックバック」「四月になれば彼女は」/授賞式登壇)

「ナミビアの砂漠」において、自分勝手で暴力的な振舞いをとりながら心を壊していく新たなるヒロイン像を、生々しくも魅力的にスクリーンに焼き付けた。

【最優秀新進監督賞】

●近浦啓監督(「大いなる不在」)

記憶が混濁している父の過去をたどることにより、その実像が露わになるさまをスリリングに描き、類まれなエンターテインメントに仕上げた。

●山中瑶子監督(「ナミビアの砂漠/授賞式登壇)

心の内の複雑さを描き出す驚くべき解像度、画面から溢れ出るエネルギー。才能あふれる山中瑶子監督の登場は、未来を明るく照らしている。

【最優秀新進男優賞】

●松村北斗(「夜明けのすべて」「ディア・ファミリー」「キリエのうた」/ビデオメッセージを授賞式で上映)

「夜明けのすべて」において、社会のサイクルから外れかけた青年の心を縛りつける糸が少しずつほどけていくさまを精細な描写で体現した。

●齋藤潤(「カラオケ行こ!」「瞼の転校生」「からかい上手の高木さん」「正欲」/授賞式登壇)

「カラオケ行こ!」において、表情や声色を繊細に使い分けることで、10代の葛藤を見事に表現し、今後の飛躍を予感させる確かな演技力を示した。

【最優秀新進女優賞】

●森田想(「辰巳」「朽ちないサクラ」「サユリ」「NN4444」「愚鈍の微笑み」「正欲」/授賞式登壇)

「辰巳」において、生意気な少女が姉の敵(かたき)を討つなかで成長していく姿を、情念の込もった瞳とガツンとくる動きで表現し、観客を魅了した。

●早瀬憩(「違国日記」「あのコはだぁれ?」/授賞式登壇)

「違国日記」において、主人公・朝が他者との距離感にとまどいながらも相手を受け止めて、思春期を駆け抜けていくさまを爽やかに演じた。

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