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「グラディエーターII」ポール・メスカルらが規格外の撮影を振り返る特別映像 「人生最高の経験」「キャリア史上最大の作品」と自信

映画.com / 2024年10月14日 11時0分

「グラディエーターII」ポール・メスカルらが規格外の撮影を振り返る特別映像 「人生最高の経験」「キャリア史上最大の作品」と自信

(C)2024 PARAMOUNT PICTURES.

 巨匠リドリー・スコットが手掛けた名作の続編「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の特別映像が公開された。主演のポール・メスカルと、メインキャストのデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、ジョセフ・クインが、スケールも迫力も全てが規格外だった撮影を振り返っている。

 古代ローマを舞台にした前作「グラディエーター」(00)は、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、奴隷の座へと落とされた元大将軍マキシマスが復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑むさまを描いた。ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、大スケールで描かれる情熱的なバトルシーンなどが話題を呼び、第73回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞を含む5部門受賞を果たした。

 今作では前作の“その後”が、最新技術によってさらにグレードアップした映像で描かれる。アカデミー賞作品賞受賞作の続編が同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による「ゴッドファーザー PART II」(74)以来となり、本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年・半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となる。

 激しい闘いの末に剣闘士マキシマス(クロウ)が皇帝コモドゥス(フェニックス)に勝利したことで、大きな転換点を迎えたかに思われたローマだが、十数年後、次なる暴君の圧政によって市民は苦しい生活を強いられていた。そんな中、将軍アカシウス(パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺されたルシアス(メスカル)は奴隷として売られ、グラディエーター=剣闘士となる。

 今作の主人公は、前作でクロウが演じた伝説の剣闘士=グラディエーターの息子として、奇しくも父と同じグラディエーターの道を歩むことになるルシアス。同役に抜擢されたメスカルは、「本作への出演は人生最高の経験だ」と語り、「毎日現場に行き、リドリー・スコット監督と過ごせてとても光栄だった」と振り返る。

 グラディエーターになることを余儀なくされた奴隷の中からルシアスの才能を見出し、己の野望を果たそうとする謎の男・マクリヌスを演じたワシントンは、「私のキャリア史上最大の作品だ」と評し、「コロセウムまで建てた。壮大であり、美しい。どこを見渡しても、完璧に再現されている。最高だ!」とコメント。

 そして、ルシアスにとって因縁の相手となるローマ帝国軍の将軍・アカシウスを演じたパスカルは、「初めて前作(『グラディエーター』)を観た時は忘れもしない。2回も観たよ。そんな壮大な作品の続編に参加できるなんて想像もしていなかった」と喜びを明かした。

 クセの強い双子皇帝の弟・ゲタ帝を演じたクインは、「初めてセットを見た時、あまりの迫力に圧倒された。目の前にあったのは、古代ローマだった。まさに一生に一度の映画だね」と語り、パワーアップした伝説的名作の続編参加に心を躍らせた。

 「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は11月15日から全国公開。メスカルらメインキャスト4名と、プロデューサーのダグラス・ウィックとルーシー・フィッシャーの来日も決定しており、11月4、5日に開催される記者会見やアジアプレミア上映に登壇予定。

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