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坂東龍汰×西野七瀬「君の忘れ方」初映像&ポスター完成 坂本美雨がエンディング曲「aurora」を担当

映画.com / 2024年10月17日 7時0分

坂東龍汰×西野七瀬「君の忘れ方」初映像&ポスター完成 坂本美雨がエンディング曲「aurora」を担当

婚約者を亡くした喪失から再生していく姿を描く (C)「君の忘れ方」製作委員会2024

 坂東龍汰が映画単独初主演を飾り、西野七瀬がヒロインを務める「君の忘れ方」の初映像となる予告編と、ポスタービジュアルが披露された。

 本作は、「死別の悲しみとどう向き合うか」をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人に寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。

 監督・脚本は、第79回ヴェネチア国際映画祭「VENICE IMMERSIVE」部門に正式招待されたVRアニメーション「Thank you for sharing your world」や、映画「光を追いかけて」「ALIVEHOON アライブフーン」の脚本を手掛けた作道雄が担当した。

 付き合って3年になる恋人・美紀(西野)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東)。しかし、「駅で待ち合わせしよ。一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀は事故で突然亡くなってしまう。愛する婚約者を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながらも、母・洋子(南果歩)に促され、久しぶりに故郷の岐阜へ帰省する。そこで同じ悲しみを抱えるグリーフケアの仲間たちと出会い、少しずつ美紀の死を受け入れ始める。

 そんなある日、昴の前に突然、美紀が現れる。彼女は現実なのか、それとも“まぼろし”なのか……。美紀は言葉を発さず、優しく昴を見守るだけ。その美紀の存在に深く依存していく昴。「覚えているから辛いのか、忘れていくからか」と自問する昴。憔悴した昴を温かく受け入れる母・洋子もまた、不慮の事故で亡くなった夫のことで未だ悩み続け、葛藤していた。

 予告では、グリーフケアの場で出会う人々や、昴を取り巻くキャラクターたちが登場。妻を亡くしてグリーフケアに参加する池内(岡田義徳)や、グリーフケアの団体スタッフ・牛丸(津田寛治)、グリーフケアのカウンセラー・澤田(風間杜夫)、昂の実家に居候している便利屋の翠(円井わん)、翠の恋人・牧田(小久保寿人)、美紀の母・さおり(秋本奈緒美)らが、昴の心の再生に寄与していく。

 予告でも使用されているエンディング曲「aurora」(読み:オーロラ)を歌唱するのは、坂本美雨。22年に脚本を執筆中だった作道監督が、坂本のコンサートでチェリストの徳澤青弦やピアニストの平井真美子と奏でるサウンドに感動し、劇伴とエンディングをオファー。脚本を読んだ徳澤と平井が、楽曲制作を引き受けた。

 撮影は23年に東京で始まり、岐阜県飛騨市や高山市でも、雄大な自然を背景に行われた。飛騨市にある安峰山は、眼下に広がる美しい朝霧が見られると人気の観光スポット。本作では、突然現れた美紀に誘われるように昴が森の中へ深く踏み入っていくシーンが撮影された。

 「君の忘れ方」は、25年1月17日より全国公開。

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