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東京国際映画祭って、どんな映画祭? 歴史から紐解く魅力と楽しみ方

映画.com / 2024年10月27日 13時0分

●今年の上映部門は?

 コンペティション部門以外にも、多種多様な部門が用意されています。現在ある部門・企画をまとめて紹介します。舞台挨拶だけでなく、上映後に監督や俳優が登壇し、観客の質問に応えるティーチインが行われる作品も多くあります。より深く作品世界を理解できる魅力的なひと時を楽しむことができます。

■ガラ・セレクション
娯楽性と作家性を兼ね備えた、世界の話題作を上映します。

■アジアの未来
2013年に創設され、アジアの新人新鋭監督が競い合う第2コンペとして今年で11回目を迎えます(コロナ禍の2020年はコンペ部門なし)。入選作10本すべてがワールドプレミア(世界初上映)です。

■ウィメンズ・エンパワーメント


女性の複雑な諸相を描いた女性監督による多彩な作品を特集する部門が新設されました。女性のアイデンティティやたくましさ、変容などこれまで語られてこなかった側面に光をあて、世界中の女性の多様性と強さを称える作品を特集します。

■ワールド・フォーカス
現在の世界の映画の潮流を知ることのできる作品を紹介します。日本での劇場公開がまだ決まっていない映画も多いため、この部門での上映がきっかけとなり、日本での公開が実現した例もある貴重な部門になります。

■Nippon Cinema Now
日本映画の新作を上映する部門。選考にあたっては、「海外に紹介されるべき日本映画」という観点を重視しており、骨太な作品も多く上映されます。

■アニメーション
国内外の最新の注目作を上映するパートと、かつての名作を上映するレトロスペクティブのパートで展開されます。

■日本映画クラシックス
日本映画界の巨匠たちの功績を特集する部門です。今年は増村保造監督の生誕100周年を記念し、3本の傑作を上映。また、名優・高倉健さんの没後10年にあたり、「日本侠客伝」「網走番外地」「狼と豚と人間」を上映します。

■TIFFシリーズ
テレビ放映やインターネット配信を前提としたシリーズものが数多く作られるようになり、その中には劇場用映画に勝るとも劣らないクオリティを有するものがある、という状況を踏まえ、すぐれたシリーズものを紹介する部門です。

■ユース
10代の観客に観てもらいたい…という映画祭の願いを込めて選出された作品を上映します。そのため、10代はもとより一般の映画ファンも必見の強力な作品が揃っています。

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