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「十一人の賊軍」ワールドプレミア! 白石和彌監督「今日は映画にとって一番大切な日」【第37回東京国際映画祭】

映画.com / 2024年10月28日 21時10分

 さらに「僕はお坊さんの役なんですが、この作品の後、ほんまにお坊さんになりました」と語るのは、引導役の千原。今年の5月に天台宗の僧侶になったことを報告したばかりということで、「それは映画とは関係ないところなんですけど。この映画を撮っているときは何も修行をしていないからお経が下手なんです。でも今はお経がめちゃくちゃうまいんです。だからお経の下手な俺が観られるのはこの作品だけです。楽しんでください」と明かし、会場を沸かせた。

 そんな豪華キャスト陣が勢ぞろいした舞台挨拶だが、最後は白石監督のコメントで締めくくることに。「映画をつくるうえで、もちろんテーマは何かとか、その奥底にいち作家として、どういう裏テーマを入れるか、ということもあるんですが、この映画は、本当に活劇、エンタテインメントとしてつくったので、まずはそこを心から楽しんでいただけたら。侍最後の時代に、名もなき若者たちの魂の叫びと生きざまを見届けていただけたらうれしいなと思っています」とメッセージを送った。

 第37回東京国際映画祭は、11月6日まで開催。

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