入江悠監督、神木隆之介&門脇麦主演「太陽」は「死ぬ前にもう一回リメイクしたい」【第37回東京国際映画祭】
映画.com / 2024年10月31日 21時30分
本作のキャスティングについては「プロデューサーの遠藤さんと決めた気がします。もともと自主映画からスタートしているので、プロの俳優さんを知らなくて。だから俳優さんを推薦していただきました。神木さんが出てくれることになった時は『出てくれるの?』とビックリした記憶があります」と振り返った。
今回の特集上映のプログラムを通じて、「自覚したことなかったんですけど、確かに“閉塞(へいそく)感”に興味があるんだなと思いました。社会が個人を抑圧していくというのが怖くて。その恐怖心をひとりで抱えきれないから、それを映画にして皆さんにお裾分けしているのかもしれない。それはありがた迷惑かもしれないですが。でも『ビジランテ』などもそうですが、皆さんこういうのは怖くないですか? 嫌じゃないですか? と問いかけているところはある。それはコロナや震災という時が分かりやすいですが、わりと日常でもそう感じることがあって。自分の中でそういうテーマがあるなというのは最近分かりました」と語る。
そして最後に、2025年1月17日に公開予定の最新作「室町無頼」について語るひと幕も。「映画祭のオープニングで(東映の時代劇)『十一人の賊軍』をやってましたが、『室町無頼』も東映はどうかしていると思うくらい大変でしたね。痛快娯楽時代劇なんですが、とにかく物量がすごくて。エキストラが延べ5000人という世界でした。コロナ禍で何度も撮影が中断したんですが、ようやくこれだけ人が集まっても大丈夫ということで撮れた映画でした」と振り返った。
第37回東京国際映画祭は、11月6日まで開催。
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