3日間かけてコロンビアから東京へ! 「アディオス・アミーゴ」は千日戦争末期が舞台のアクションエンタメ作【第37回東京国際映画祭】
映画.com / 2024年11月4日 21時30分
第37回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された「アディオス・アミーゴ」が11月4日、丸の内TOEIで上映され、監督・脚本を務めたイバン・D・ガオナ、俳優のウィリントン・ゴルディジョ・ドゥアルテ、ヨハニニ・スアレス、プロデューサーのモニカ・フアニタ・エルナンデス・ドゥキーノが映画上映後にティーチインを行った。
本作は、コロンビアで3年間にわたって続いた内戦「千日戦争」末期の1902年を舞台に、さまざまな目的でコロンビア山岳地帯を旅する人々の思いを、マカロニ・ウエスタンスタイルで描いたアクションエンタテインメント作。
ガオナ監督は「今日は起こしいただきありがとうございます。コロンビアから東京の方々に映画を紹介できて感動的な気持ちです」と笑顔を見せると、プロデューサーのドゥキーノも「ラテンアメリカの小さな映画ですが、こうして観ていただけて感謝です」と喜びを口にしていた。
劇中、旅をしながらどんどん仲間が増えていくロールプレイングゲームのような展開が、作品にエンタテインメント性を加える一翼を担っているが、兵士役のドゥアルテは「とても面白いキャラクターで、この役を演じられて良かった」と胸を張ると、物語のキーマンとなる大佐役に扮したスアレスも「僕が演じた大佐は悪い奴。そういう人物を演じるのは面白い。またコロンビアの紛争を描いた話というのも、やってみたかった」と作品に出演した動機を明かしていた。
映画のなかには、ファンタジックなシーンも描かれる。観客から「どんな意図なのか?」と聞かれたガオナ監督は「コロンビアはカトリックが多いのですが、もともと先住民族やアフリカ系コミュニティの文化がありました。それがカトリックによって消されてしまっている現状があったので、いろいろな信仰や文化があることを、映画を通じて伝えたかったんです」と意図を語ると、そんなシーンをコミカルに演じた俳優陣も「イマジネーションから、アストラルな世界とはどういうものなのかを表現しました」とやりがいのあるシーンだったことを明かしていた。
最後にプロデューサーのドゥキーノは「3日間かけてこの映画祭にやってきました」と笑顔を見せると「小さなコロンビアという国の一部を持ってこられたことを誇りに思います。ぜひこの映画を忘れないでください」と観客にアピールしていた。
第37回東京国際映画祭は11月6日まで開催。
この記事に関連するニュース
-
吉田大八×長塚京三『敵』日本映画19年ぶりのグランプリほか3冠 東京国際映画祭閉幕
cinemacafe.net / 2024年11月7日 12時50分
-
長塚京三『敵』19年ぶり快挙!東京国際映画祭でグランプリ含む3冠達成【第37回東京国際映画祭】
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月6日 19時42分
-
日本映画「敵」が東京グランプリをはじめ3冠!長塚京三が最優秀男優賞に輝く【第37回東京国際映画祭】
映画.com / 2024年11月6日 19時19分
-
中国のスター、イー・ヤンチェンシーが登場で客席が大盛り上がり!脳性麻痺の青年を好演し監督が称賛【第37回東京国際映画祭】
映画.com / 2024年11月2日 18時30分
-
カザフスタンの俊英アディルハン・イェルジャノフ監督、人間ドラマとエンタメが融合した「士官候補生」の製作経緯を語る【第37回東京国際映画祭】
映画.com / 2024年11月2日 13時15分
ランキング
-
1柳葉敏郎「暴れまくっていた」ドラマロケ地で謝罪「ぐちゃぐちゃにして帰ってしまいまして」
スポニチアネックス / 2024年11月24日 16時14分
-
2篠原涼子・市村正親の長男が警察ザタ!三田佳子の二男ら“お騒がせ2世”化を危ぶむ声も
女子SPA! / 2024年11月24日 15時47分
-
3上沼恵美子 PayPayの衝撃のチャージ額明かす スタジオ驚がく「30万でドキドキします!?」
スポニチアネックス / 2024年11月24日 15時57分
-
4水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
5黒木メイサ 薄すぎる?メイクで新たな魅力発見「吸い込まれそうな瞳」「10歳は若く見える」と変化に驚きの声続々
スポーツ報知 / 2024年11月24日 19時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください