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【インタビュー】齊藤工が語る“エシカル”の役割とは? 言葉のひとり歩きには「危険だなと感じることも」

映画.com / 2024年11月6日 13時0分

 映画にできる社会貢献とは何なのか? 映画を通じて、国内外の多様な社会問題を知るきっかけとして「エシカル・フィルム賞」の役割に期待が寄せられている。同時に齊藤は、“エシカル”という言葉がひとり歩きすることに「危険だなと感じることもあるし、ある種の窮屈さも感じています」と語る。過度な配慮によって、表現の自由が逸脱してしまっては、本末転倒だ。

 「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)やコンプライアンスもそうですけど、エシカルについても、強制的な意味合いではなく、時間がかかっても自然に馴染んでいけばいいなと思いますね。ですから、エシカル・フィルム賞が今後、東京国際映画祭の顔になってほしいと思いつつ、エシカルという理念がより自然なものになれば、将来的にはコンペティション部門に統合される。そんな時代が到来すれば……とも思いますね」

 そんな齊藤の新たな挑戦として、企画・プロデュースを務めた「大きな家」が12月6日から先行公開、同月20日に全国公開される。約4年前、齊藤がある児童養護施設を訪ねたことをきっかけに誕生した本作は、「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」「14歳の栞」の竹林亮が監督を務めたドキュメンタリー。製作に際しては、齊藤が個人的に訪問を重ね、信頼関係を築いてきた児童養護施設を密着する貴重な機会を得たという。

 第37回東京国際映画祭は、11月6日まで開催。

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