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阿部寛、キャスター役を“避けていた”理由は? 主演最新作「ショウタイムセブン」で新たな挑戦

映画.com / 2024年11月11日 21時35分

阿部寛、キャスター役を“避けていた”理由は? 主演最新作「ショウタイムセブン」で新たな挑戦

 俳優の阿部寛が11月11日、都内で行われた主演最新作「ショウタイムセブン」の完成報告イベントに出席した。2025年にキャリア40年を迎える阿部が、キャスター役に初挑戦。「いままで避けていたんですよ」と明かし、「決まった時間内で、機転を利かせることは自分にはできないと思った。番宣に出るときも、尊敬しかなくて」と理由を説明した。

 それでも「いい加減、いろんな役をやり尽くしたので、この高いハードルに挑戦したいなと思った」と今回の決断を振り返り、「実際のアナウンサーさんにインタビューした」と、役作りのためのリサーチも語った。

 韓国で大ヒットしたハ・ジョンウ主演の「テロ, ライブ」を原作に、オリジナル展開を盛り込んだリアルタイム型サスペンス・エンタテインメント。阿部が演じるキャスターの折本眞之輔が、爆弾テロ犯との交渉役に指名され、生放送中のスタジオを舞台に、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない“罠”に翻ろうされる。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の渡辺一貴が監督・脚本を手掛けた。

 今年の夏に撮影が行われ、本編が完成したばかり。阿部は「自分が演じた役ですが、こんな状況には巻き込まれたくないなと(笑)。司会者として実況中継しながら、しかも視聴者に見られながらですから、ドキドキしました」と、手に汗握る本編の魅力をアピールした。

 この日はイベントが始まる前、午後1時から6時にかけ、1時間ごとに情報や新キャストが発表される「7時間連続解禁企画」が行われて、午後“7(セブン)”時にスタートしたイベントには、出演が発表された竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎も駆けつけた。

 阿部と竜星のコンビといえば、ドラマ「VIVANT」での共演も記憶に新しいが、「阿部さんは圧倒的な存在感。現場で受け取ることも多くて、先輩ですけど、チャーミングさもあるので、緊張を解してもらった」(竜星)、「すごく生意気で、役がですよ(笑)。演技の高速さ、集中力には目が覚めるものがあり、この1年で、成長じゃないですけど、そういうものを感じた。今日は僕より派手な衣装で、失礼だなと思いますけど(笑)」(阿部)と、さらに深まった絆を披露していた。

 サスペンス大作映画初出演を果たす生見は、「本当に私でいいのか不安もあった」と、豪華キャストに囲まれた本音を吐露。新人キャスターを演じ、「私も知り合いのアナウンサーさんに教えていただいて。私は結構、文章を区切って読んでしまうんですが、実際には『そこまで読むんだ』って。肺活量の問題から取り組んだ」と話していた。

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