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大人でも気付きがある! 原作小説も合わせて読みたい、10代が主人公の“学園もの”映画5本

映画.com / 2024年11月16日 8時0分

■映画「Love, サイモン 17歳の告白」

 ベッキー・アルバータリ著のベストセラー・ヤングアダルト小説「サイモンvs人類平等化計画」を「きっと、星のせいじゃない。」の製作者が映画化した青春ドラマ。ゲイであることをカミングアウトできない高校生を「ジュラシック・ワールド」のニック・ロビンソンが繊細に演じ、観客からの高い支持を集めた。ティーン・チョイス・アワード2018ではコメディ映画賞を受賞という快挙を達成、のちに本作の世界を舞台にしたテレビシリーズ「Love, ヴィクター」も製作された。

【あらすじ】
サイモンは両親と妹の明るい家族に囲まれて暮らす普通の高校生の男の子。しかし、実はゲイであるという秘密を抱えていた。ある日、学校に匿名のブルーというゲイの同級生がいることを知ったサイモンは、思い切って連絡を取る。メールを通じてブルーに惹かれていくサイモンは、一体誰がブルーなのか気になり始める。そんな折、同級生にメールの履歴が見つかってしまい、彼から自分の女友達との恋の橋渡しをするように脅迫されてしまう。

■Netflixオリジナル映画「モキシー 私たちのムーブメント」

 2017年に出版されたジェニファー・マチューによるヤングアダルト小説「Moxie」をもとに、ゴールデングローブ賞の司会を務めた経歴も持つ人気コメディアンのエイミー・ポーラーが監督した青春映画。性差別に対抗して女子高校生が連帯するという、学園ものにフェミニズム要素が加わり、ティーン映画に新たな方向性を示す作品に仕上がった。「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」で注目されたローレン・サイや、ザ・ブルーハーツの楽曲「リンダ リンダ」からバンド名が生まれた女子パンク・バンド、ザ・リンダ・リンダズの出演も話題に。

【あらすじ】
学校での性差別や不公平な現状にうんざりしている、シャイな16才の女子高校生。リベラルな青春を謳歌していた母親の過去にインスピレーションを受け、匿名で読み物「モキシー」を発行する。これが学校中で大反響を呼び、ついには革命を引き起こすことに。

■映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」(12月6日公開)

 「ワンダー 君は太陽」の原作者R・J・パラシオは「ワンダー」出版後、いじめっ子ジュリアンに対する批判がネット上で広まったことに心を痛め、ジュリアンにフォーカスしたアナザーストーリー「ホワイトバード」を執筆した。「プーと大人になった僕」「オットーという男」のマーク・フォースター監督が映画化した本作は「ワンダー 君は太陽」と同様、人を思いやることによって、どんなに悲惨な状況の中でもこの世界に変化をもたらすことができるのだと、私たちに語りかけてくれる。

【あらすじ】
いじめにより学校を退学処分になったジュリアンは自分の居場所を失っていた。孫の行く末を心配する祖母のサラは、彼に自身の少女時代について語り始める。画家として成功し人生を謳歌するサラには、誰にも話せなかった秘密があった。それは、人の命を救うことさえできる“命をかけた親切”の物語であった。

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