西田敏行さん、最後のドラマ出演作「ドクターY」で唯一無二の名演! 主演の勝村政信も「とても泣けるドラマ」と自信
映画.com / 2024年11月29日 6時30分
(C)テレビ朝日
シリーズ完結作「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の公開が控える米倉涼子主演の人気ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のスピンオフドラマ「ドクターY 外科医・加地秀樹」の最新作が、11月30日午後9時から2時間スペシャルで放送される。本作には10月17日に逝去した西田敏行さんが特別出演しており、その唯一無二の演技が見られる最後のドラマとなる。
2016年に誕生した「ドクターY」は、群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む「腹腔鏡の魔術師」こと外科医・加地秀樹を主役に据えた人気シリーズ。第7弾となる今作には、劇場版にも出演する西畑大吾(「なにわ男子」)、及川光博、そして米倉ら「ドクターX」ファミリーが集結する。
物語は、加地(勝村)がギャンブルでボロ負けし、借金地獄に突き落とされるところからスタート。最悪なことに、加地が溶かした金は“病院長・蛭間重勝(西田さん)に届けるはずだった病院の資金”。怯えまくる加地や、その加地と御意三兄弟の海老名敬(遠藤憲一)、原守(鈴木浩介)、神原晶(岸部一徳)を前に次々と蛭間節が炸裂する。
西田さんは、「ドクターX」第2シリーズ(13)から劇場版まで11年にわたって、腹黒くも愛嬌のある蛭間役を演じてきた。今作でも、威圧感とコミカルさが絶妙に交錯する名演を見ることができる。
本作のカギとなるのは、笑顔ひとつ見せない冷徹さで、指導医となった加地を追い詰めるワケあり医学生・東村練(西畑)と、なぜか名字の違う練の父・楠田永吾(及川)が織りなす複雑な親子の物語。さらに、海老名と医学生の愛娘・彩(富田望生)のほっこりする親子の物語も描写し、コメディー色が強かった過去作とは一転し、笑って泣けるハートフル医療ドラマを紡ぐ。
主演の勝村は「これまでは『ドクターX』という母艦からなるべく離れ、同じ方向に行かないよう頑張ってきましたが、今回の『ドクターY』はちょっと寄せてしまってる感がありまして…。“とても泣けるドラマ”に仕上がってしまいました! 素晴らしいゲストの皆様の力をお借りして、『Y』にまた弾みがついたんじゃないかなと思っています」とコメント。
しかし、「Y」らしさは健在で、ラストには大ヒットインド映画「RRR」(22)がアイデアの発端になったという“謎まみれのエンディング”を用意。勝村は「今回も山田勇人監督は絶好調! 実に『Y』らしい、ワケの分からないエンディングも演出してくださいました。米倉涼子さんから『ラストを見たら、話が全部飛んだ』という感想が届いたほど、ふざけたラストとなっています(笑)」と自信をにじませている。
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