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MEGUMI「やっぱり強い人って優しい」 「ワンダー 君は太陽」再上映記念トークショー

映画.com / 2024年12月2日 16時0分

MEGUMI「やっぱり強い人って優しい」 「ワンダー 君は太陽」再上映記念トークショー

(C)2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.

 MEGUMIが11月30日、都内で行われた映画「ワンダー 君は太陽」の再上映記念トークショーに登壇。母として、俳優として、一人の女性として、さまざまな視点から両作の魅力について語った。

 本作は、先天性疾患を抱え、顔にはたくさんの手術跡が残る10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)と家族の姿に心打たれる珠玉のヒューマンドラマ。なお、12月6日からは、本作に登場する劇中のいじめっ子・ジュリアンに焦点を当てて描いたアナザーストーリー「ホワイトバード はじまりのワンダー」が公開される。

 2018年に「ワンダー 君は太陽」が日本で公開された際、周囲の勧めもあって劇場に足を運んで観たというMEGUMI。「当時、小学6年生の息子を持つ母として、それなりに子育てに悩んでもいたし、赤ちゃんの頃とは育て方を少し変えなくてはいけないフェーズでした。彼の人間関係が見えたり、見えなかったりするという恐怖心も少しありました。映画を観て、この家族のように彼を信頼して、母として社会に出すというのが、子育ての一番の大きな目的なんだと気づかされました」と振り返る。

 息子は現在15歳になり、「また難しい時期になっちゃったので(苦笑)、(今回のトークショーのために)もう1回観て、また母として感じ方が変わったのもありましたし、今は40代になって、前回とはまた違った感覚を持っているところもありました。『あぁ、やっぱり強い人って優しいよね』と思ったり、自分もいまは現場で(年齢が)一番上だったりもするので、正しいことを言うだけではなく優しさに包んで、相手を見てきちんと伝えるということが、一番大きな強さなんだなということを感じました」と感慨深げに感想を口にした。

 ひと足先に「ホワイトバード はじまりのワンダー」も鑑賞したMEGUMIは「素晴らしいです!」と大絶賛。特に、映画の中でジュリアンに過ちを気づかせるのが、ジュリアンのおばあちゃんであることに触れ「親の言うことって素直に聞けなかったりするし、親って感情的になったり、過去を含めて息子のことを全部わかっているからこそ、伝えきれないところがある。そこで少し距離があって、愛もあって、ジュリアンのことをちゃんと知っている彼女だからこそ言えた――この距離感も素敵だし、本当にストーリーが壮大で、こうやってこういう伝え方でいじめを止めるって新しいアプローチだなと思いました」と同作の魅力を熱く語った。

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