“暗黒の室町時代”を生きたアウトロー＝無頼たちの姿 大泉洋主演「室町無頼」新場面写真公開

（C）2016 垣根涼介／新潮社 （C）2025『室町無頼』製作委員会

　大泉洋が主演を務め、入江悠監督がメガホンをとった「室町無頼」の新たな場面写真が公開された。大泉、共演の長尾謙杜（なにわ男子）らの姿を切り取っている。

　時は室町、“応仁の乱”前夜の京（みやこ）―――。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた…。蓮田兵衛（はすだ・ひょうえ）、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男。彼の元に結集した「アウトロー＝無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く。

　場面写真は、暗黒の室町時代を生き抜き、世の中を変えようとした無頼たちの姿を切り取っている。

　ひそかに倒幕と世直しを計る蓮田兵衛（大泉）が、鋭い眼光で何かを見据えるカットや、そんな兵衛が悪友であり敵である、骨皮道賢（堤真一）と手に汗握る鍔迫り合いを繰り広げる様子など印象的な場面が公開された。

　兵衛と出会ったことをきっかけに修行に励み“無敵の棒術”を身に付けた才蔵（長尾）が、六尺棒を構えるアクションシーンの一幕、志一つに松明を手に駆ける一揆の民衆、そして、仲間たちを従えた兵衛が睨みつけながら両手に刀を握る場面など、迫力満点の場面写真となっている。

　「室町無頼」は2025年1月17日から公開。