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【圧倒的緊迫感】9億人が“目撃”――はじめてテロが生中継された日を描く「セプテンバー5」日本版予告公開

映画.com / 2024年12月18日 17時0分

【圧倒的緊迫感】9億人が“目撃”――はじめてテロが生中継された日を描く「セプテンバー5」日本版予告公開

(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 1972年ミュンヘン五輪で起きた人質テロ――五輪史上最悪の事件として、今もなお語り継がれている歴史的な1日を基に描かれる「セプテンバー5」の日本版60秒予告、ポスター、新場面写真が、このほど一挙に公開された。

 日本人選手のメダルラッシュに沸いた夏が記憶に新しいオリンピック。その長い歴史の中で今なお大会史上最悪の事件として語られるのが、1972年9月5日、ミュンヘンオリンピック開催中に起きた、パレスチナ武装組織「黒い九月」によるイスラエル選手団の人質事件。本作は、突然世界が注目する事件を中継する事になったTVクルーたちの視点で、事件の発生から終結までの1日を90分間ノンストップで描き切る。

 放送のルールが未だ明確化されていない時代――全世界が生中継を通して、初めてテロリズムの脅威を目の当たりにしたその日、「報道の自由」「報道される被害者の人権」「報道がもたらす結果の責任」といった、現代社会を生きる“私たち”にも通じる問いが投げかけられる。

 本作がいち早く上映されたベネチア国際映画祭では、「すべてのレベルで傑作」「今年最高の緊迫感 今年最高の作品」と圧倒的な称賛を受けている。アカデミー賞前哨戦とも言われる第82回ゴールデングローブ賞では、作品賞「ドラマ部門」にノミネートされている。

 日本版予告からは、手に汗握る“圧倒的緊迫感”が伝わってくる。世界中が五輪で熱狂する中、9月5日、選手村でアスリートたちが人質になる事件が発生。急遽事件の生中継を任されたスポーツ番組のプロデューサーはあることに気づく。「犯人も中継を見てないか?」「テロリストに筒抜けじゃないか?」と――。「実話に基づく物語」と語りかけてくるナレーションがより一層緊迫感を高める映像となっている。

 ポスタービジュアルは、「衝撃の1日を追体験する 圧倒的緊迫感の90分」という本作を表したコピーが添えられ、覆面を被ったテロリストの姿、そして生中継に心血を注ぐクルーたちが真剣なまなざしを向ける姿が切り取られている。

 「セプテンバー5」の脚本・監督を担当したのは、新鋭ティム・フェールバウム。ピーター・サースガード、レオニー・ベネシュ、ジョン・マガロなど、名優の呼び声高いバイプレイヤーたちが出演している。2025年2月14日に全国公開

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