実写【推しの子】原作者の赤坂アカ&横槍メンゴが最速レビュー! 「信じて託すことができた」「誰よりも私が大満足してます」
映画.com / 2024年12月20日 20時0分
実写映画が本日公開! (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員
本日12月20日に公開を迎えた映画「【推しの子】 The Final Act」より、原作者の赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏による最速レビューと、実写映像化プロジェクトに対するコメントが披露された。
「【推しの子】」は、赤坂氏と横槍氏の共同名義で2020年に「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートした大ヒット漫画。伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、芸能界という複雑な世界に躊躇なく切り込む斬新なストーリーが幅広い世代に支持されている。
ドラマと映画で展開する実写映像化プロジェクトでは、主演の櫻井海音ほか、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌らが出演。そして、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤らベテラン勢が脇を固めた。さらに、二宮和也が謎に包まれた男“カミキヒカル”役で出演している。
いち早く映画を鑑賞した横槍氏は、「めちゃくちゃ面白かった。描きたいテーマがちゃんと伝わって表現されてるなと思ってすごく良かった。みんなが【推しの子】好きでいてくれているのが伝わって、嬉しかったです」と語る。横槍氏自身は連載の作画に注力しており、実写映像化プロジェクトの監修はほぼ赤坂氏が請け負っていたため、新鮮な気持ちで鑑賞できたという。
「【推しの子】は“実写の闇”みたいな内容も描いているので、それを実写でやるって大丈夫なのかなと思ったり、私の絵柄やキャラデザ(キャラクターデザイン)が正直そこまで実写向きでないのではと思っていたりしたので、髪型とか服装とかけっこう再現が大変な方だろうなと心配していたのですが、まったく杞憂だったなと感じました」と賛辞を送った。
一方、赤坂氏は、「みなさんにとても当事者意識を感じました。脚本も、芝居も、自分たちの事としてやっている。『そっちから見たら、そういう感じなんだ』と思うことが割とありました。ある意味答え合わせのような」と感想を明かす。そして、「圧倒的な『現場感』がありました。僕が見てきた様々な現場を、漫画という媒介に落とし込んできましたが、純度100%の現場で繰り広げられる【推しの子】という部分は、作者的には大きな面白さの一つです」とコメントを寄せた。
赤坂氏はさらに、「ありがたいことに構成の段階から確認をさせていただいております。ちゃんとリスペクトをいただいた実感があります。実写には実写の台詞回しがあって、漫画的な台詞のままでは通らない部分もあり、僕が手を入れると漫画的になるので手を入れる事が正解とも思えませんでした。作中でも、『信じて託すしかない』という台詞がありましたが、リスペクトを持って作っていただけていると感じていたので、こちらもリスペクトを持って、信じるという選択を取ることができました」と、実写化における“原作リスペクト”についても力強く言及した。
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