奇妙すぎる衝撃作「サスカッチ・サンセット」25年5月23日公開　製作総指揮アリ・アスター「傑作の誕生」

映画.com / 2024年12月23日 16時0分

　「ヘレディタリー　継承」「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が製作総指揮を務め、ジェシー・アイゼンバーグが主演した「Sasquatch Sunset（原題）」が、「サスカッチ・サンセット」の邦題で、2025年5月23日から公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が披露された。

　北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床をつくり、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことになる。果たして彼らが辿る運命とは――。

　アスター監督が製作総指揮に名乗りを上げた本作は、菊地凛子主演「トレジャーハンター・クミコ」が批評家から絶賛され、エマ・ストーン主演のTVシリーズ「The Curse」でも非凡な才能を発揮したゼルナー兄弟がメガホンをとっている。本作は2024年サンダンス映画祭でプレミア上映されると、賛否両論を巻き起こしながらも批評家の絶賛が相次ぎ、続くサウス・バイ・サウスウエストでは観客賞にノミネートされた。

　主人公を演じるのは「ビバリウム」に続き主演とプロデューサーを兼務したアイゼンバーグ。数々の賞を総なめした「ソーシャル・ネットワーク」をはじめ、近年では「僕らの世界が交わるまで」「リアル・ペイン　心の旅」など監督としても活躍。そんなアイゼンバーグが脚本と独創的な設定に惚れ込み、主演とプロデューサーを買って出た。

　毛むくじゃらのシルエットが一層謎を深めるサスカッチ一家。ティザービジュアルには、遠くの木々の合間から立ち上る煙を呆然と眺める後ろ姿が収められ、不穏な空気を漂わせる。特報では、サスカッチたちの暮らしの一部が垣間見える。鬱蒼とした森、山の向こうに沈む夕日……壮大な自然が、まだ謎深い生物の強い生命力を感じさせる内容となっている。

　世界中のメディアは「驚くべき大傑作」（IGN MOVIES）、「思慮深く感動的で愉快だ」（STARBURST MAGAZINE）、「斬新で華麗、思わず感動する」（THE GUARDIAN）、「未だかつてない型破りな作品」（THE HOLLYWOOD NEWS）と太鼓判。さらにアスターからも「歴史的名作『人類創世』を超える傑作の誕生」と絶賛の声が寄せられている。

　「サスカッチ・サンセット」は、25年5月23日から新宿ピカデリーほか全国公開。