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英国最恐暴君VS最後の王妃「ファイアーブランド」25年2月公開 ヘンリー8世役のジュード・ロウは役作りで“悪臭”放つ

映画.com / 2024年12月26日 10時0分

 そんな恐ろしくも魅力的なヘンリーを演じるため、ロウがこだわった驚きのポイントは“匂い”。ヘンリーは馬上槍試合での落馬により脚が酷く腐っていたそうで、その強烈な匂いを再現するため、ロウは血、糞尿、汗といった史上最悪の香水を作り出し、想像を絶する匂いを放ちながら撮影に臨んでいた。

 予告編は冷ややかな空気の漂うイギリスのテューダー朝を舞台に、英国王室史上最もスキャンダラスで残虐な王ヘンリー8世と、その最後の妻となったキャサリン・パーの姿をとらえている。主教に「国王を裏切るのか?」と問われ意味深な表情を浮かべるキャサリンに何かが起こる予感がする。キャサリンに対し「他の王妃たちよりも卑劣な女か?」「首をはねてやる!」と激昂するヘンリー。さらに複雑に絡み合う宮廷の人々の思惑に緊迫感はMAX。最後には、キャサリンがヘンリーに「私たちは地獄行き。覚悟はできています。あなたは?」と問いかける。

 「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」の監督は、「見えざる人生」で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞を受賞したカリム・アイノズ。監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たしており、本作はブラジル人のアイノズ監督にとって初の英語作品。エル・ファニング出演「ポケットの中の握り拳」のリメイク映画「Rosebush Pruning(原題)」の公開も控えている。

 25年2月14日にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

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