1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

ゴールデングローブ賞最多ノミネート「エミリア・ペレス」など、2024年フランス映画界を振り返り&2025年上半期の期待作【パリ発コラム】

映画.com / 2024年12月26日 13時0分

 他には、俳優ジル・ルルーシュが監督し、70年代のニュー・アメリカン・シネマからタランティーノまでさまざまな影響を感じさせるラブストーリー「L’Amour ouf」、タハール・ラヒムがシャルル・アズナブールに扮した伝記映画「Monsieur Aznavour」、11月末に公開になったエマニュエル・クールコルの「En Fanfare」などが人気を博している。

 一方、批評家の評価の高い作品には、アラン・ギロディの「ミゼリコルディア」(カイエ・デュ・シネマ誌の2024年ベスト1)、パヤル・カパディアの「All We Imagine as Light」(インドが舞台だが、こちらもフランス映画扱い)、ボリス・ロジュキヌが素人を起用したドキュフィクション「L’Histoire de Souleymane」、ラリュー兄弟の「Le Roman de Jim」、フランソワ・オゾンの新作「Quand vient l’automne」などがある。

 では2025年はどんな作品が待機しているのか。目下の注目作は、「三銃士は女だった」という大胆なプロットのもと、カンヌでカメラドールを受賞した「ディヴァイン」のウーダ・ベニャミナが描くアクション映画「Toutes pour une」、ベネチア国際映画祭でバンサン・ランドンに男優賞をもたらした「Jouer avec le feu」、「ウルフズ・コール」のアントナン・ボードリーがド・ゴール大統領(演じるのはシモン・アブカ)を描く2部構成の「De Gaulle」、リュック・ベッソンが「DOGMAN ドッグマン」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズと再タッグを組むドラキュラもの「Dracula: A Love Tale」、ヤン・クーネンがジャン・デュジャルダン主演でハリウッド50年代のカルト映画「縮みゆく人間」(1957)をリメイクする「L’Homme qui rétrécit」など。2025年も多彩なフランス映画が揃いそうだ。(佐藤久理子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください