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真夜中のタクシーで繰り広げられる秘密の会話 ダコタ・ジョンソン×ショーン・ペン「ドライブ・イン・マンハッタン」本編映像

映画.com / 2025年1月16日 12時0分

真夜中のタクシーで繰り広げられる秘密の会話 ダコタ・ジョンソン×ショーン・ペン「ドライブ・イン・マンハッタン」本編映像

(C)2023 BEVERLY CREST PRODUCTIONS LLC. All rights reserved.

 ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンが共演する「ドライブ・イン・マンハッタン」の本編映像の一部が披露された。もともと友人であったというジョンソンとペンが、完全二人芝居の会話劇に挑んでいる。

 タクシー運転手と女性客。もう二度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を打ち明けていくさまを描く。本編映像は、ペンが演じる経験豊かなタクシー運転手の会話に、ジョンソン演じるキャリア女性がだんだんと心を開いて話をしているシーンを収めている。

 タクシーを走らせてしばらくしたところで、運転手が何気なく女性に年齢を訪ねると、女性は「その質問には答えない」と返す。「なぜ?」と理由を聞く運転手に、女性は「意味がない」と答える。「年齢について世間に問題がある。24歳か 34歳かで私に対する世間の見解がまったく変わる」と続ける女性。そして、「30になったら女の価値は半減」と言い、「私が太陽を何周したかがそんなに重要?」と運転手に投げかける。

 年齢に関しての何気ないやり取りから広がる、深く知らない者同士の会話の面白さと奥ゆかしさ。本作ではこのシーンのように、二人の細やかなリアクションを映し出しながら、“もう二度と会うことのない二人だからこそ”の会話が繰り広げられていく。

 あわせて、本作を鑑賞した著名人のコメントが公開された。「ドライブ・イン・マンハッタン」は2月14日から公開。

※敬称略/五十音順

いのうえひでのり (劇団☆新感線 主宰・演出)
面白かった。
会話劇なんだけど、ミステリーな味わいが引き込ませる。
徐々に明かされる二人それぞれの過去とヒミツに目が離せない。

菊地成孔 (音楽家 /文筆家)
ニューヨーク市街がこんなに魅力なく、会話劇がこんなに刺さらない映画もない。2人の男女の魅力は枯れ果てている。どれだけ荒廃してもパワフルだったアメリカの都会は底をついた。そこがこの映画最大の意義と魅力だ。

北川悦吏子 (脚本家・映画監督)
ヒロインが宝石のように美しく、圧倒されました。
最初から最後までタクシーの中だけの話なのかと、そこを一番期待して見ました。
そして、本当にそこだけで、見せきっていました。
初老のタクシー運転手と乗客の若い美女。ふたりの話と思いきや第三者の出し方はアイデアです。しっとりとした冒険作だと思います。

清田隆之 (文筆家・「桃山商事」代表)
ワンナイトの関係って、ラブだけじゃなくダイアローグでも成立するんだって思いました。不思議で豊かな時間や関係が、そこかしこにあふれている社会でありますように。

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