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M・ナイト・シャマラン、盗作疑惑の裁判に出廷

映画.com / 2025年1月16日 13時0分

M・ナイト・シャマラン、盗作疑惑の裁判に出廷

M・ナイト・シャマラン Photo by Jamie McCarthy/WireImage/Getty Images

 Apple TV+のドラマシリーズ「サーヴァント ターナー家の子守」が著作権侵害で訴えられた件で、製作総指揮を務めるM・ナイト・シャマランらが出廷した。米バラエティが報じた。

 盗作だと訴えているのはイタリア出身のフランチェスカ・グレゴリーニ監督。2013年の作品「The Truth About Emanuel(原題)」から重要な要素を模倣されたと、Appleとシャマランを相手に8100万ドルを求める訴訟を起こした。

 グレゴリーニ監督の主張は、どちらの作品も人形を本物の赤ん坊であるかのように世話する妄想的な母親と、その妄想に加担する乳母を描いているというもの。「サーヴァント ターナー家の子守」公開直後の2020年1月に訴えたときは、連邦判事から棄却されたが、22年に控訴が認められた。その後、略式判決を求めるアップル社の申し立てが却下され、この陪審員による裁判が行われることとなった。

 被告側の弁護人は、このシリーズを制作したイギリス人脚本家のトニー・バスガロップは「The Truth About Emanuel(原題)」が公開される数年前から番組制作に着手しており、番組関係者が映画を参考にしたことはないと主張した。また、両方の作品のジャンルが異なることや、人形を誰かの生まれ変わりとみなすというアイデア自体は以前からあるものだと反論した。

 原告側は、初期の脚本に含まれていたレイプや近親相姦などの暴力的な性描写をやり玉に挙げる一方で、被告側はグレゴリーニ監督の生い立ちに触れ、父親はイタリアの伯爵であり、母親はボンドガールのバーバラ・バック、継父はリンゴ・スター、そして「The Truth About Emanuel(原題)」は、アートキュレーターで慈善家タチアナ・フォン・ファステンバーグから一部資金援助を受けていると述べ、幕開けから泥仕合の様相を呈した。

 公判は2週間にわたって続く予定だ。

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