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東映2025~26年ラインナップを発表 感動作「花まんま」「宝島」、STUDIO4°C最新作など長編アニメにも注力

映画.com / 2025年1月16日 17時35分

●「宝島」(9月19日公開)

 第160回直木賞を受賞した真藤順丈氏の傑作小説を映画化。全てが失われ、混沌とした時代を全力で駆け抜けた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描くサスペンス超大作だ。105日間におよぶ撮影に際し、大友監督をはじめとする製作陣は当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現。クライマックスのシーンでは、延べ2000人を超えるエキストラが投入された。

 現在、新作を撮影中の大友監督がビデオメッセージを寄せ、「大げさに言うと、自分の全能力をかけて、自分にできることを投げうった」と強い思い入れ。度重なるコロナ禍で2度の撮影延期を挟み、24年2月に悲願の撮入。「もう無理なんじゃないか、諦めようという気持ちもあったが、その都度、原作に刻まれた『生きろ』という痛烈なメッセージに励まされた」と感無量の面持ちだった。会見には、プロデューサーを務めた五十嵐真志氏が駆けつけ、本作の総製作費が約25億円となったと明かしていた。

●「ペリリュー 楽園のゲルニカ」(12月5日公開)

 終戦80年に捧げる超大作アニメーション。1万人の日本兵が送り込まれ、わずか34人が生き残った太平洋戦争の激戦地ペリリュー島で、若者たちは何を思い、生きたのか。武田一義氏による戦争漫画を原作に、その壮絶な戦いが描かれる。脚本は西村ジュンジ(西村純二)と原作者の武田氏が共同で担当。アニメーション制作は、「ドラえもん」のシンエイ動画と「ドッグシグナル」の冨嶽が共同で担う。

 会見には、本作で長編監督デビューを果たす久慈悟郎(「魔都精兵のスレイブ」)が出席。丹念な取材のもとに3頭身のキャラクターで描いた作品で、「とてもかわいらしく、柔らかなタッチで表現されているので、それゆえに他の漫画では許されないような凄惨な表現もたくさんあります。映画もその絵の力を借りて、そこで起こった出来事から逃げずに頑張って表現したい」と意気込みを語った。

「2025~26年東映ラインナップ発表会見」で発表された作品は、以下の通り

●「室町無頼」(1月17日公開)
●「大きな玉ねぎの下で」(2月7日公開)
●「35年目のラブレター」(3月7日公開)
●「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」(3月20日公開)
●「花まんま」(4月25日公開)
●「BAD BOYS」(5月30日公開)
●「ChaO」(夏公開)
●「この夏の星を見る」(夏公開)
●「劇場版仮面ライダーガヴ(仮) 劇場版ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(仮)」(夏公開)
●「映画キミとアイドルプリキュア♪(仮)」(秋公開)
●「宝島」(9月19日公開)
●「ペリリュー 楽園のゲルニカ」(12月5日公開)
●藤井道人監督最新作(冬公開)
●「ガールズバンドクライ 劇場版総集編 前編」(25年公開予定)
●「ガールズバンドクライ 劇場版総集編 後編」(25年公開予定)
●「楽園追放 心のレゾナンス」(26年公開予定)
●「僕の心のヤバイやつ 劇場版」(公開待機作品)

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