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木村文乃×田中樹、歴史スペクタクル「I, KILL」で主演! 舞台は、謎の怪物“群凶”がはびこる鎖国前夜の日本

映画.com / 2025年1月19日 5時0分

 海外マーケットも視野に入れた本作は、気鋭のクリエイターと、松竹京都撮影所の一流職人スタッフがコラボレーション。伝統的な様式美と、新たな映像表現の融合に挑戦する。脚本には、映画「正欲」やドラマ「前科者 新米保護司・阿川佳代」など、社会的抑圧や差別のなかで生きる女性を描いてきた港岳彦を中心に、ばばたくみ、川滿佐和子が参加した。

 映画「ゴーストマスター」で、2020年のポルト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、スタイリッシュな映像表現を国内外で高く評価されるヤング・ポールがメインの監督を務め、ダイナミックな映像とアクション、人間ドラマの演出に定評のある服部大二が、ともに監督を担う。日本映画界の特殊造形でトップを走る百武朋(「シン・ゴジラ」)が特殊造形、「燃えよ剣」で第45回日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した原田哲男が美術を担当した。

 撮影は、24年10月~11月、松竹京都撮影所を中心に、京都近郊で行われた。かつてない映像表現への挑戦に、撮影は苛烈を極めたが、木村は「現場で『できない』とは誰も言わない。『やってみよう』って、ゼロから作り上げる。誰一人の思いも零したくないし、みんなの思いが実るようなシーンを作り上げたい。現場に来る度に毎回『さぁどうしてやろう』という気持ちで一日が始まったのは、現場の皆さんの経験値や技術力を超えた『いいものを作りたい』という波に乗せていただいていたからだろうなと思います」と、振り返る。

 田中は、初挑戦となる日本刀での殺陣の立ち回りや所作などで、試行錯誤を繰り返したという。士郎を演じるにあたり、「(人と群凶の間という)塩梅がとても難しかったです。見ている人に違和感や異質感、恐怖感も覚えてもらいたいと思いつつも、士郎という人物を好きになってもらいたい。その両極端な想いが僕の中で存在していました」といい、「このプロジェクト自体がすごく注目を浴びるものだと思います。今後もお芝居の仕事をさせていただくことがあれば、この経験は、ひとつの自信になるのかも知れません」と、思いを明かした。

 新ティザー映像では、先日公開された映像ではベールに包まれていたお凛と士郎の姿が明らかになった。圧倒的なリアリティと緊迫感を感じさせる映像やアクションのなかで、一際目を引くのは、群凶の存在だ。木村は、「この作品はおどろおどろしく脅かしにくるとか、わざとグロテスクなシーンを見せるということはありません。群凶は、いわゆるモンスターやクリーチャーではなくて。人が人として生きた結果、群凶になってしまって、死ぬことができずにさまよってしまうという“人間の成れの果て”。ちゃんと人なんです」といい、撮影中に群凶を愛しく感じたと語った。

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