【第97回アカデミー賞】「あめだま」短編アニメーション部門にノミネート 西尾大介監督「とても光栄」
映画.com / 2025年1月23日 23時35分
(C)Baek Heena, Toei Animation
米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは1月23日(現地時間)、第97回アカデミー賞のノミネート作品を発表。東映アニメーション株式会社製作の短編映画「あめだま」(英題:Magic Candies)が、短編アニメーション部門にノミネートされた。
日本映画の同部門のノミネートは、2002年山村浩二監督・短編「頭山」、2008年加藤久仁生監督・短編「つみきのいえ」が日本映画として初めて受賞、2014年オムニバス映画「SHORT PEACE」を構成する1エピソードとなる森田修平監督の「九十九(つくも)」に続いて、本作が4本目のノミネートとなる。
東映アニメーションとしては、米アカデミー賞に作品がノミネートされたのは、どの部門においても本作が初めて。
韓国を代表する絵本作家ペク・ヒナ氏の「あめだま」「ぼくは犬や」の2作品を原作に、フルCGアニメーションとして映画化。コミュニケーションをとるのが苦手な少年・ドンドンが不思議なあめだまを通じて心の声が聞けるようになり、初めて他人の心を理解し、自身の気持ちを伝えることができるようになる過程を描く。
監督を務めるのは西尾大介、プロデューサーは鷲尾天。「ふたりはプリキュア」シリーズを手掛けた名コンビが再びタッグを組んでいる。今回のノミネートを受け、2人は喜びのコメントを寄せた。
【西尾大介監督】
とても光栄な事で信じられないくらいです。先ずはこの作品を推薦して下さった方々はじめアカデミー賞の運営に関わる総ての方々に感謝します。そして「あめだま」の総てのスタッフ、キャストの皆には最⼤限の讃辞を贈りたいと思います。彼らの真摯で粘り強い仕事ぶりがあってこそこの作品の世界観をより鮮やかに表現できたのだと確信しています。そして何より私達の作ったこの作品に様々な地域の多くの⼈たちが共感して下さった事に私は今とても感動しています。「あめだま」を観て下さった方々やまだ観ていない方々、総ての方々に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。
【プロデューサー 鷲尾天】
アカデミー会員の皆様、関係者の皆様、ノミネーション本当にありがとうございます。原作の持つ魅⼒をいかにして映像で伝えるか、さらに映像として⼤事なことを突き詰めて考えよう、というスタッフ全員の誠実な向き合い⽅が評価されたものだと思っています。さらなる⾼みを⽬指して、皆様に愛される作品となることを⼼より望んでいます。
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