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指名手配犯・桐島聡の“弱い立場の人に寄り添う人柄・考え”をドラマチックに描く衝撃作、7月4日公開 監督は高橋伴明

映画.com / 2025年1月29日 6時0分

 『「桐島です」』は、7月4日より新宿武蔵野館ほかにて公開。あらすじ、高橋監督のコメントは、以下の通り。

【あらすじ】

1970年代、高度経済成長の裏で社会不安が渦巻く日本。大学生の桐島聡は反日武装戦線の活動に共鳴し、組織と行動を共にする。しかし、1974年、三菱重工爆破事件で多数の犠牲者を出したことで、深い葛藤に苛まれる。組織は警察当局の捜査によって、壊滅状態に。指名手配された桐島は偽名を使い逃亡、やがて工務店での住み込みの職を得る。ようやく手にした静かな生活の中で、ライブハウスで知り合った歌手キーナの歌「時代遅れ」に心を動かされ、相思相愛となるが…。

【高橋伴明(監督・共同脚本)】

昨年(2024年)の2月に入ってすぐだったと思う。別件で会っていた(本作企画の)小宮女史から、突然「桐島撮らんといかんでしょ」という言葉が飛び出した。頭の中で白いガラス玉が砕けた。連赤映画(『光の雨』)のオトシマエをつけろーーと聞こえた。そう、あの時代を共に生きた我々にはその責任があるのだろう。直ぐに脚本の梶原に電話をした。案の定、すでに桐島のスクラップをつくっていた。ウソツキ部分はオレが責任を持つ。

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