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2024年の映画年間動員&興収減も邦画は歴代1位の新記録

映画.com / 2025年1月29日 21時0分

 24年の公開本数は、邦画が685本で前年より9本増。コロナ禍前の平均が606本だったのでプラス79本。洋画が505本で51本減。コロナ禍前は平均490本だった。邦洋合計では1190本で、2000年以降4番目に多い本数。

 全国のスクリーン数は3675スクリーンで、前年より22スクリーン増。スクリーン数は23年に続いて増加傾向で、2000年以降の最多を更新。閉館とオープンの内訳は、閉館24、オープン46で、増加傾向は25年も続くとした。

 興収10億円以上の邦画は「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」ほか31作品で、前年より3作品減。31作品で1050億1000万円を上げ、23年は34作品で1139億円だったので、89億円の減となった。引き続きアニメが好調で、2作品が興収100億円を突破。邦画上位10本の内、アニメが6本を占めている。50億円超えは23年は5本だったが、24年は2本増えて7本。

 洋画は「インサイド・ヘッド2」ほか10作品で、合計興収は252億5000万円。23年は15作品で483億円だったので、大きく減となった。50億円以上は23年が2本、24年は1本。邦画と洋画を合わせて、10億円以上の興収合計は1302億6000万円で、23年の1622億円から319億円の減。100億円超えは23年が3本だったので、1本減となっている。

 興収10億円以上の実写作品とアニメ作品の比率は、邦画は42:58、洋画は47:53となり、いずれもアニメのシェアが高くなっている。邦画と洋画を合わせた比率は43:57で、2000年以降でアニメ比率が一番高い。100億円超えが2本ともアニメだったことが影響している。

 また、劇映画のビデオソフトによる販売額の推定も発表。メーカー売上は457億円で前年比98.5%。内訳はセル394億円(102.1%)、レンタル63億円(80.5%)。セルは堅調だが、レンタルは配信への流れが進んだ。さらに映像ソフト市場の推計では、ビデオソフト市場は右肩下がりだが、有料動画配信市場は右肩上がりで、23年が5991億円(108.8%)。合計では8123億円(104.9%)と右肩上がり傾向となっている。

 なお、24年の映画の輸出実績は5億4030万6000ドル(112%)で、12年連続の右肩上がりとなり、最高記録だった23年を上回って記録を更新。アニメ作品を中心に実写も売れて販売は好調だった。

 以上、島谷会長が2024年全国映画概況について報告、説明。また、23年4月にスタートした「日本映画制作適正化機構」(映適)の状況についても報告した。続いて、映連加盟4社の各社長が24年の報告と25年のラインナップや抱負、さらにフジテレビへの対応などについて述べた。

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