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【第97回アカデミー賞10部門ノミネート】「ブルータリスト」本予告&ポスター披露 ホロコーストを生き延びた建築家の半生描く

映画.com / 2025年1月30日 12時0分

【第97回アカデミー賞10部門ノミネート】「ブルータリスト」本予告&ポスター披露 ホロコーストを生き延びた建築家の半生描く

本ポスタービジュアル (C) DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVED. (C) Universal Pictures

 第97回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞含む計10部門にノミネートを果たした「ブルータリスト」の本予告と本ポスターが披露された。

 本作は、第2次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの数奇な半生を215分に渡って描いた壮大な人間ドラマ。

 「戦場のピアニスト」(02)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディが主演を務め、36歳の気鋭ブラディ・コーベットが監督・脚本を手掛けた。第81回ベネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅子賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞受賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、主演男優賞(ドラマ部門)に輝いた。

 才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。

 ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとは裏腹に、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だった。

 予告では、もだえながらも、生き、切り拓くラースローの数奇な人生の瞬間が描かれる。才能ある建築家だった彼は、ある出来事をきっかけに失墜し、日雇いの土木作業に身を投じる日々を過ごしていた。しかし、裕福で著名な実業家ハリソンが偶然ラースローの業績を知ったことで、ラースローの人生は大きく動き出していく。不安と希望が入り乱れた表情で電車に乗る姿、アメリカで再会した従兄弟との束の間の休息や別れ、そして数々の建築物と“自由の女神“に象徴されるアメリカの風景が映し出される。

 「ブルータリスト」は2月11日よりTOHOシネマズ日比谷にて先行公開。2月21日から全国公開される。R-15+指定。

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