アメリカ大陸初のマンガの展覧会が開催決定 荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子らの原画を700点超展示
映画.com / 2025年1月30日 14時0分
▽谷口ジロー
展示予定作品:「孤独のグルメ」(原作:久住昌之/扶桑社)、「ふらり。」「地球氷解事紀」(講談社)、「遥かな町へ」(小学館)、「ヴェネツィア」
▽ちばてつや
導入コーナーでの展示予定作品:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄)、「あした天気になあれ」(講談社)、「ひねもすのたり日記」(小学館)
▽ヤマザキマリ
展示予定作品:「プリニウス」(とり・みき共著/新潮社)、「テルマエ・ロマエ」(KADOKAWA)、「続テルマエ・ロマエ」(集英社)、「スティーブ・ジョブズ」(講談社)、「美術館のパルミラ」
▽山下和美
展示予定作品:「ランド」「不思議な少年」(講談社)、「数寄です!」「続 数寄です!」「世田谷イチ古い洋館の家主になる」(集英社)
▽よしながふみ
展示予定作品:「きのう何食べた?」(講談社)、「大奥」「フラワー・オブ・ライフ」(白泉社)、「環と周」(集英社)
【「Art of MANGA」展 関係者コメント】
■トーマス・P・キャンベル(カリフォルニア州最大の公立芸術機関「ファイン・アーツ・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ」ディレクター兼CEO)
画像によるダイナミックな物語表現であり、世界中で何百万人もの読者を魅了するマンガは、現代のもっとも重要なビジュアルメディアのひとつです。サンフランンシスコは長い間、米国における日本との文化交流の入り口であり続けてきました。その場所で「Art of MANGA」展を開催し、マンガというナラティヴアートの芸術性とパワーを紹介しつつ、その伝統を讃えることができ、うれしく思います。
■ニコル・クーリッジ・ルマニエール(イースト・アングリア大学(イギリス・ノリッジ)セインズベリー日本藝術研究所長/「Art of MANGA」展企画キュレーター)
物語の表現が、文字から画像へとどんどん移行しているのがこの時代の現実です。文字よりもイメージと描線でストーリーを語るマンガは、読者に直感的に内容を理解させ、世界中の人と共に作品を楽しむことを可能にさせます。登場人物とその行方に熱中する読者たちから寄せられるファンレターや SNS コメントを参考に、作家と出版社は、進行中のストーリーを変えたり、新たな漫画を創作したりもする。それこそが、文化の大いなる変革の先駆けというものです。
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