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原一男監督最新作「水俣曼荼羅 Part2」先行映像公開 配信トークイベント&クラウドファンディング実施

映画.com / 2025年2月1日 16時0分

原一男監督最新作「水俣曼荼羅 Part2」先行映像公開 配信トークイベント&クラウドファンディング実施

 「ゆきゆきて、神軍」などで知られるドキュメンタリー映画の巨匠・原一男監督の最新作で、現在制作中の「水俣曼荼羅 Part2(仮題)」先行映像2本「俺は、生まれてきて幸せだったのだろうか?」編(https://youtu.be/nBeubIxslnU?si=sfNFuS8zHD0ecZ5k)と「それが水俣病だよ」編(https://youtu.be/Ite-7FWFvrU?si=8OiSUcBQYhvDkF3l)が公開された。

 2021年に公開された「水俣曼荼羅」は、日本4大公害病のひとつとして広く知られながらも、補償問題をめぐっていまだ根本的解決には遠い状況が続いている水俣病の現実に原監督が20年間にわたりまなざしを注ぎ、さながら密教の曼荼羅のように、水俣で生きる人々の人生と物語を紡いだ3部構成・計6時間12分で描くドキュメンタリーだ。

 現在、制作費を募るクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/Kazuo_79)が昨年12月からスタートし、2月28日24時まで受け付けている。1月30日午前11時時点で、すでに122名から327万5999円の支援を集めたが、目標の1000万円までは及ばず、より支援の輪を広べるべく、怒涛の配信トークイベントを行うこととなった。

 併せて公開された現在制作中の「水俣曼荼羅 Part2」の先行映像「俺は、生まれてきて幸せだったのだろうか?」編は、は、2024年7月11日に伊藤元環境大臣が、水俣病患者として治療を続ける金子雄二さん(1955年8月26日生まれ)を訪ねた時の記録。原一男はフリーのジャーナリストとして、唯一、撮影を許された。

 「それが水俣病だよ」編は、新潟地裁からの映像だ。一人は新潟水俣病患者を半世紀以上支え続け、今尚、証言台に立つ齋藤恒医師(1930年生まれ)。もう一人は、自身にあらわれた水俣病の症状と闘いながらも水俣病で亡くなった母親・倉本チズの裁判を、弁護士に頼らない本人訴訟で闘う倉本ユキ海さん。新潟でも、原一男のカメラは回っており、2本の映像から、なぜ原監督が、水俣を撮らなくてはならないと考えているのか明確に伝わってくるとともに、Part2も面白い作品になるであろうという期待と確信が高まる。

▼原一男監督コメント
「水俣曼荼羅 Part2」は何がなんでも作らなければならない作品だと信じています。皆さんのご協力をよろしくお願い致します。もっと過激に、もっと自由を!!
原一男 2025年1月吉日

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