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坂東龍汰が北川景子と親子役で初共演 山崎豊子原作「花のれん」に出演決定 「宝物のような体験でした」

映画.com / 2025年2月7日 7時0分

坂東龍汰が北川景子と親子役で初共演 山崎豊子原作「花のれん」に出演決定 「宝物のような体験でした」

(C)テレビ朝日

 坂東龍汰が、北川景子が主演を務め、作家・山崎豊子氏の直木賞受賞作を映像化するテレビ朝日のスペシャルドラマ「花のれん」に出演することがわかった。北川扮する主人公・河島多加の息子・久男役を演じる。

 本作は、「白い巨塔」「華麗なる一族」など社会問題に鋭く切り込んだ数々のベストセラー小説で知られる山崎氏の生誕100年を記念し、初期の代表作で直木賞受賞作である同名小説(新潮文庫刊)をドラマ化するもの。明治~昭和という激動の時代に、女性プロデューサーの先駆けとして道を切り拓いた女性興行師・河島多加の愛、家族、仕事を描く。

 共演には伊藤英明、上川隆也、甲本雅裕、泉ピン子、玉山鉄二、馬場園梓、渋谷凪咲、笹野高史、吹越満、金山一彦、月亭方正、ミルクボーイ、本多力らが顔を揃えた。

 大阪・船場の呉服店に嫁いだ多加(北側)は、道楽好きの夫・吉三郎(伊藤)と寄席商売にくら替えするが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は夫が遺した借金を返済すべく、さらに寄席の拡大に打ち込む。そんな中、多加は高座の窮地を救ってくれた紳士・伊藤友衛(上川)に淡い恋心を抱く。

 物語では“親子の確執”も色濃く描かれ、寄席に命をかける多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。お互い深い愛情を抱きながらも心は離れていき、すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかる。

 ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS)での繊細な演技が大きな話題となり、映画単独初主演作「君の忘れ方」も公開中の坂東は、母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり、「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」と振り返る。

 劇中のセリフは大阪弁の中でも上品でゆったりとした“船場言葉”が中心だが、「イントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いて体に擦り込みました」と、真摯に役作りに臨んだ。

 今作が初共演となる北川は、「坂東くんが感じたとおりに自由に演じてほしい」とまさしく“母”のような包容力で向き合い、親子の感情が交錯する見ごたえあるシーンを2人で作り上げた。

 坂東は北川について「とてもしなやかで美しく温かい方です」と表現し、「一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした」と感謝。「“お母はん”が力強く生きた激動の人生を放送で見るのが、僕もとても楽しみです」とコメントを寄せた。

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