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北村匠海“監督”デビューで決意新た「映画を作り続けたい」【初監督作品「世界征服やめた」公開記念舞台挨拶】

映画.com / 2025年2月8日 22時35分

北村匠海“監督”デビューで決意新た「映画を作り続けたい」【初監督作品「世界征服やめた」公開記念舞台挨拶】

 俳優でアーティストとしても活動する北村匠海の初監督作品「世界征服やめた」の公開記念舞台挨拶が2月8日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた。本作は、2011年6月23日に不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー「不可思議/wonderboy」の代表曲の1つ「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が脚本を書き下ろし、自らメガホンをとった短編映画だ。

 舞台挨拶には北村をはじめ、出演する萩原利久、藤堂日向、井浦新(友情出演)が登壇した。監督として舞台に立った北村は、「役者のときと比べて、作品が自分の手を離れたという実感が湧かない状況」だといい、「企画から始まり、脚本も立ち止まったり、右往左往したり……。いろんな道を歩んで、いまがあるからこそ、実感が湧かないのかなと」と、率直な心境を語った。

 映画監督を志すきっかけは「小栗旬さん」と明かし、「小学6年生のとき、小栗さんが監督した『シュアリー・サムデイ』に出させてもらって、役者が監督をするその姿がカッコ良かった」と述懐。最近も食事をともにしたといい「当時のことをいろいろ話した」と顔をほころばせた。

 また、モチーフとなった楽曲については「いま、この社会を生きることは大変で、何だかしんどいと思うことも。自分もwonderboyさんの楽曲に救われた」と強い思い入れ。「日々を少しでも明るくしてくれるエンターテインメントの力をこれからも信じて、役者としても、監督としても映画を作り続けたい。wonderboyさん、ここに一緒にいる3人の俳優たち、そして皆さんに感謝します」と、表現者としての決意を新たにしていた。

 萩原は、内向的な社会人の彼方を演じる。無力さを感じながら、絶望の中で変化のない日々をやり過ごしている役どころだ。「匠海は僕らの世代で、エンターテインメントの最先端。匠海の行動からいろいろ広がっていて、この場に立てているし、その熱量に自分も乗ってみたいと思った」とリスペクトを示し、「匠海からは『生きて』という演出があって、それがすごくキーだった」と振り返った。

 彼方の人生に影響を与える同僚の星野役は、北村が才能に惚れ込んでオファーした藤堂に決定した。プライベートでも親交が深い藤堂は、「匠海は俳優、監督、普段遊んでいるときと、いろんな顔を持っていて、全部違うが、何ごとにもひたむきに向き合っている」と人柄を語り、「現場で、ゼロ距離でモニターに向き合う顔が鮮烈で、知らない匠海を見た」と告白。「仕事の話をしていると、怖いと言われる」(北村)、「そう、目が怖い(笑)」(藤堂)と言葉を交わした。

 また、井浦は、彼方が通う店の店長役で友情出演しており、「匠海くんは、さまざまなカルチャーをどんどん吸収して、楽しんで生きている。ただ好きってだけじゃなく、ちゃんと敬意があって、そういう人が生み出すものは、きっと素敵なものだと感じていた」と全幅の信頼。「だから、とにかくスタンバイしていた」と、オファー快諾の理由を語り、「感動しました。等身大のリアルな、この瞬間にしか作れないものが詰め込まれている。北村匠海監督の頭と心の中を味わえる作品」と絶賛していた。

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