草彅剛主演「新幹線大爆破」4月23日配信決定 「今際の国のアリス」S3、「グラスハート」の新情報も【2025年ラインナップ発表イベント】

　Netflixが2025年の配信タイトルを紹介するイベント「Next on Netflix 2025」が2月12日、都内で開催された。草彅剛が主演を務め、パニック映画の金字塔をリブートする「新幹線大爆破」は4月23日に配信されることが発表され、場面写真も初公開された。

　「新幹線大爆破」は、「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」を手掛けた樋口真嗣監督がメガホンをとり、映画「日本沈没」でタッグを組んだ草彅を主演に迎えた。

　JR東日本新幹線総合指令所に入った一本の緊迫した電話。その内容は、東京行のはやぶさ60号に爆弾が仕掛けられており、新幹線の速度が時速100kmを下回ると即座に爆発するという。犯人は、爆弾を解除するために身代金として1000億円を要求。限られた時間の中、爆破を回避すべく奮闘する鉄道人たちのギリギリの攻防が繰り広げられる。

　この日、エグゼクティブ・プロデューサーの佐藤善宏氏と共に登壇した樋口監督は「原作の映画は小学校3年の時、初日に観に行って以来ずっと好き。人生の中で3本を選べと言われたら、そのうちの1本がこれ」だと念願の企画だったことを明かし、“リブート”という形で現代社会にあわせて再構築したという。

　JR東日本が特別協力をしており、佐藤氏は「このタイトルですが大丈夫ですかと何回も確認した」と裏話を告白。樋口監督は「映画のストーリーとしては爆破したら困るけれど、自分が監督をやる以上は新幹線をいかに爆発させるか（見どころになる）。いろんなやり方があると思いますが、脚本家チームも含めてやり切りました。タイトルに偽りなし」と期待をあおった。

　主演の草彅とは「日本沈没」以来、約20年ぶりのタッグ。樋口監督は「20年前はアラサーだった。一緒に映画を作り終わった後にもいろんな作品に出て、嬉しい半分これを自分が撮れないのが悔しい半分。いい芝居をよそですればするほど、やきもきしていました。俺も撮りたいって」と振り返る。

　本作の撮影では「（草彅の）20年の人生分の深みが彼の中に醸造されていた」といい、脚本にはなかった体を張るシーンを追加した際には「つよぽんから『もう俺20年前と違うんだから』と言われました」と苦笑。「無茶ぶりにも応えてくれて、素晴らしかった」と称えていた。

　そのほか、山﨑賢人と土屋太鳳が主演を務めるNetflixシリーズ「今際の国のアリス シーズン3」が9月に世界独占配信されることが発表。佐藤健が企画・共同プロデューサー・主演を務めるNetflixシリーズ「グラスハート」は、7月に世界独占配信が決定した。