2014年は「和食革命」元年? 世界に“和食+和酒”の魅力を広めたい【世界遺産】

えん食べ / 2014年2月24日 18時30分

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箸を片手に、日本酒についてたずねる男性 (イギリスで開かれた祝賀会にて)

「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産へ登録されたことを記念して、2014年2月、フランスとイギリスで祝賀会が開かれました。「和食」と「和酒」のマリアージュを実際に体験してもらい、その魅力を伝えようとするものです。

イベントに参加した NPO 法人「日本料理アカデミー」理事長の村田さん(京都「菊乃井」主人)は、「『日本酒』は『和食』と表裏一体の関係で、世界に広まっていくと思う」と、手応えを感じているようです。

◆フランス--「ワインを飲みたいと誰も言わなかった」

フランスでの祝賀会は、同国のファビウス外務大臣の主催によって開催されました。大臣夫妻をはじめ、日仏の財界関係者60名が参加。うち40名はフランス人だったといいます。会場では、村田さんを筆頭に京都の料理人18名が腕をふるい、本格的な懐石料理と日本酒が提供されました。

用意された日本酒は、同法人の活動を支援してきた宝酒造の「松竹梅白壁蔵」から4種。ウェイティングルームでは、スパークリング清酒「松竹梅白壁蔵『澪』」がサーブされ、「松竹梅白壁蔵<大吟醸>2013年金賞受賞酒」などが懐石料理の進行に合わせてふるまわれたそうです。

フランスといえばワインが有名。しかし、給仕担当責任者は「白ワインを飲みたいという方は誰一人としていませんでしたよ」と話したそうで、舌の肥えた参加者のみなさんは「和食」には「和酒」が合うということを感じていたようです。

◆イギリス--「和食+日本酒で120%に感じられる」

ロンドンでの祝賀会は、林駐英大使が主催。英国貴族院議員のテイラー氏などイギリスの要人やメディア関係者計170名ほどが参加し、「和食」と「和酒」が提供されました。

林大使によると、イギリスでは和食レストランが急激に増えており、「世界で好きな食べ物」をたずねたアンケートでは、80%が「日本食」と答えたといいます。“世界一のレストラン”に選ばれたこともある店のオーナーシェフ・ブルメンタールさんも「『和食』と『和酒』がもたらす相乗効果にも期待したい」とコメントするなど、イギリスにおける「和食」人気はますます高まりそう。

レセプション会場では、「手毬寿司」や「白身魚昆布締めとキングクラブ味噌パウダー」などの料理が用意され、宝酒造の日本酒とともにふるまわれました。参加者は「和食の食事が100%なら、日本酒があれば120%に感じられる」「あまり主張しすぎずやさしく料理に添い遂げる味わいがあるので、家でも気軽に家庭料理と一緒にいただける。いろんな温度で楽しめるところがいいね」などと、「和食」と「和酒」のマリアージュを楽しんでいたそうです。

「和食」の世界遺産登録を受けて迎えた2014年。鈴木駐仏大使の「これまでは外国の人達を自国に呼ぶことばかりを考えていた。しかし、これからは『和食』というソフト、『日本酒』というソフトがあり、それが両輪のような働きをして、海外でそれらを楽しんでもらう時期になってきた」という発言から見られるように、今年は「和食」のありかたが大きく変わる年になるかもしれません。

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