【イベントレポート】「SHARE THE LOVE for JAPAN Presents『土』~有機農業という生き方~」

えん食べ / 2014年11月28日 16時0分

写真

有機農業を体感できるイベント開催

有機農業を体感できるイベント「SHARE THE LOVE for JAPAN Presents『土』~有機農業という生き方~」が11月24日から26日まで東京・渋谷区で開催され、写真家・公文健太郎さんによる作品の展示や野菜料理の提供などが行われました。

このイベントは、“大地にやさしい農業”をコンセプトにサンタフェ ナチュラルタバコ ジャパンが支援するプロジェクト「SHARE THE LOVE for JAPAN」の一環。2014年の活動の集大成として開催が決まったそうです。

会場では、公文さんが撮影した有機農業の“先駆者”および“挑戦者”9人の写真を展示。種まきや草刈り、収穫などの場面を鮮やかに映し出した作品からは、有機農業を実践する人々の真剣な想いが伝わってきました。農家の人々の撮影をライフワークとしている公文さん。写真を見る人たちには、1人1人の生き方や強さなどを感じ取ってほしいと語ります。

公文さんが撮影した“先駆者”の1人である金子美登さんは、有機農業を実践して43年という大ベテラン。埼玉県小川町にある「霜里農場」で大豆や米、野菜などを生産しています。金子さんが大切にしているのは“土”。微生物や窒素をたくさん含んだ土で育てることで、調理しても色鮮やかで美味しい野菜ができるそうです。理想的な土ができるまでには「3年以上かかる」とのこと。有機農業は長い年月をかけて取り組むことが大切なようです。

同じく公文さんの写真に登場する“挑戦者”の油井敬史さんは、2013年9月に就農。神奈川県相模原市で、ほうれん草や大根、パクチーなどの野菜を生産しています。野菜作りにおける油井さんのこだわりは「何もしないこと」。手を加えすぎず、野生に近い状況で育てることで、味わい深い野菜ができるようです。若手の農家として試行錯誤しながらも、有機農業に手応えを感じている様子がうかがえました。

会場では、金子さんや油井さんたちが作った野菜を使った料理もふるまわれました。新鮮で旨みがつまった野菜は、茹でたり炒めたりしただけのシンプルな調理でも大満足の味わいでした。また、“土のレストラン”として有名な「ヌキテパ」のシェフ・田辺年男さんが監修した“土”入りのお粥やドレッシングも登場。大地の恵みを感じる料理はどれも大人気で、お代わりをする来場者も多く見られました。

“大地にやさしい農業”の魅力を紹介してきたプロジェクト「SHARE THE LOVE for JAPAN」。もともとは、2011年の東日本大震災により移住を余儀なくされた有機農家への支援を目的に発足したそうです。現在は、野菜の直接販売やワークショップなどの活動を幅広く展開。前述の油井さんのように、新たに有機農業に挑戦する若手農家の支援にも力を入れています。

公式サイトでは、公文さんの写真や農家の人々のインタビューなどが掲載されています。作り手の人柄や想いを知ることで、“大地にやさしい農業”から生まれた野菜や果物がより美味しく感じられるようになるかもしれません。

えん食べ

トピックスRSS

ランキング