「さくら学院☆2014 Celebration in December」レポ|意外なシャッフルユニットが盛りだくさん!

エンタメNEXT / 2014年12月8日 23時0分

DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』

「さくら学院☆2014 Celebration in December」ライヴレポート@ KAAT 神奈川芸術劇場 2014.DEC.07


さくら学院のCDデビュー4周年を記念するライヴが、12月7日に横浜市のKAAT 神奈川芸術劇場で行われた。2014年最後のライヴで10人の生徒たちはどんな成長を見せたのか? 日本列島が寒気に包まれ、関東地方以外はあちこちで雪に見舞われた師走最初の日曜日。さくら学院のライヴが行われた横浜地方は、雪こそ降ってないものの最低気温は0度を下回るような寒さを記録。いよいよ冬本番がやって来た感が漂う。

 しかし、会場となったKAAT 神奈川芸術劇場は会場前から熱気に包まれていた。今年度の卒業式まで4ヶ月を切り、さくら学院にとって初会場となったキャパ1200人オーバーを誇るKAAT 神奈川芸術劇場であったが、非常にチケットの取りにくいライヴだと、多くのファンが感じたハズだ。無理もない。この10人で行われるライヴも残りあと数本なのだ。

 会場となったKAAT 神奈川芸術劇場は非常に大きく、2階・3階はほとんど垂直に近い構造で、かなり上から見下ろす印象であるが、距離感は近く、メンバーのフォーメーションなどが見やすい印象がある。上の階からはステージ上に施されたさくら学院のロゴもハッキリと見える。ステージは2層構造で、1階中央に舞台裏への出入り口があり、左右には2階部分への階段が配されている。

 1曲目は菊地最愛生徒会長が指揮を取る合唱から始まる『School Days』、2曲目はフラッグを振って盛り上がる『Hello!IVY』と、4周年を迎えるデビューシングル『夢に向かって』のカップリング2曲を続けて披露。あの頃を知るメンバーは菊地と水野由結の2人だけ。一番小さかった2人が最上級生としてメンバーたちを支える立場に立派に成長したのは感慨深い。

 自己紹介では山出愛子と田口華が髪を切ったと報告して拍手を浴びる。同級生の岡田愛に12月1日が誕生日だったと紹介された山出は、「1秒1秒大切に成長していきます」と抱負を語った。

 さらに卒業生の松井愛莉、中元すず香、佐藤日向と12月生まれが多いという話題になると、ここまでスルーされてきた野津友那乃が手を挙げ、「友那乃も12月14日が誕生日なんですけど!」と切れ気味に発言(笑)。「卒業までもう少しだけど、歌とダンスのレベルをもっと上げたい、そしてドジをしないように」と宣言して父兄たちの喝采を浴びた。

 そして、ライヴの翌日の12月8日は4年前に「さくら学院のデビューシングルが発売された記念すべき日」ということで、日頃の感謝をこめた1日限りのスペシャル企画・シャッフルユニットがスタートする。

 まず登場したのは新聞部・SCOOPERS。自称新聞部として今も活動する水野と磯野莉音のふたりが、卒業生の松井と三吉彩花のデュオ曲『Brand New Day』を演じる。実に久しぶりの同曲に、シャッフル企画の期待はのっけからヒートアップ。

 そして唐突にパジャマ姿の菊地が「むにゃむにゃ」と寝ぼけながら登場して場内を笑わせる。菊地は続けて「出番間違えちゃった」とボケながら次の部活動を紹介。

 帰宅部・sleepieceの『すいみん不足』を演じるは、野津・大賀咲希・白井沙樹の3名。さくら学院白Tシャツに赤いハーフパンツとパンダのスリッパという格好(なぜか白井だけパンダではなかった(笑))で、間奏ではバランスボールに乗りながら早口言葉競争で、負けた白井が買い出しに行かされるというオチが繰り広げられた。

 続いて登場はテニス部・Pastel Wind。テニスラケットを手にした菊地・水野・磯野・山出がボールを客席に向けて〝スマッシュ!〟。ボールは意外にも2階席近くまで飛んで沸かせ、『予想以上のスマッシュ』をキュートに演じた。特に菊地の艶のある声質は、フレンチポップス系のお洒落で甘いメロディの同曲には良くマッチしたと感じた。


次ページは、水野と菊地のユニットをあの2人がパフォーマンス!さくら学院、新たな名物コンビのユニットに大盛り上がり!


 次の部活動の科学部・科学究明機構ロヂカ?がスクリーンに発表されると、客席からは一段と大きな拍手と歓声が沸き起こる。完成度の高いテクノサウンドと歌詞が特徴の科学部は、数多くある部活動の中でも特に人気があるようだ。白衣に眼鏡姿の田口・野津・倉島颯良による『サイエンスガール▽サイレンスボーイ』を聞くと、科学部の活動休止は惜しいと改めて思えてくる。
DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』
 ここで白衣にハゲのヅラという格好の菊地が「サイレンスガール、サイレンスボーイ、なぞ~♪」と歌いながらステージ2階部分に登場。場内は何とも言えない笑いに包まれる。

 そして水野が「最愛? 最愛?」と呆れ気味に登場して二人のコントが始まる。倉庫から持ってきたという白髪のハゲヅラは実際にMVで使われていたものということで、菊地は水野にも被ってみることを奨める。場内は大歓声で、水野も「被ってみようかな?」と乗り気になりそうになるが、「やっぱやだ」と拒否(笑)。おかしな格好を率先してやりたがる菊地と、水野も巻き込もうとする菊地の誘いを断固はねのける水野の対比はいつ見ても面白い。

 次の曲・最後の部活動ユニットの話題になると「この二人が出てきたってことは、次の部活が何かわかりますよね?」と二人。

 「バトン部!」という父兄のボケに「バトン部じゃ……」と涙声の菊地(笑)。「この曲を教えてみて、由結と最愛の振り付けがバラバラになってたことに気づいて勉強になったんDEATH!」とやると場内大歓声。「いい出来になったと思います!」と二人も絶賛の最後のユニット。

 スクリーンにBABYMETALのロゴが映し出されると割れんばかりの拍手が起こり、一転してロゴがBLACK BABYMETALに変わると大きなどよめきが館内を包む。曲は『おねだり大作戦』。登場したのは山出と岡田だ。骨パーカーに身を包みタオルを振り回す小6コンビのキュートなパフォーマンスに父兄もヒートアップ。

 そしてわき起こる大歓声をかき消すかのように、突然アゲアゲなダンスミュージックが流れる。テレビアニメ『らき☆すた』のオープニング曲『もってけ!セーラーふく』だ。同曲のカバーは昨年の3周年記念ライヴ以来。テンポの速い難易度の高いダンスをこなす10人のパフォーマンスは圧巻だ。特に3階席から見ていると、目まぐるしいフォーメーションの見事さは、この日一番の見せ場と言ってもよい出来だ。

 MCは、シャッフルユニットの裏話。帰宅部は既に3人とも卒業しているので、立ち位置表を送ってくれとメールしたところ、ある卒業生からは「ちょっと不真面目な時期だったから書いてないや」と返信が来たと暴露。何となく杉﨑寧々のことだかわかった父兄たちからは笑いが漏れた。田口はテニスラケットを電車の網棚に忘れそうになったエピソードで笑わせた。

次ページは、アンコールでさくら学院から嬉しい発表が!来年のライブが発表!いよいよ卒業が近づいてくる


 さて、本編も後半戦。『目指せ!スーパーレディー-2014年度-』、『Hana*Hana』とアップテンポな楽しい楽曲で盛り上げ、ピースフルな今年度の楽曲『アニマリズム』から今年度初披露となる『スリープワンダー』へ。ステージ1階2階をフルに使う久しぶりの同曲に盛り上がりも最高潮に。

 「幸せはほんの些細なこと」と歌う歌詞。平凡でもちょっとした嬉しい出来事で人は幸せを感じることができる。こんな素敵な、さくら学院のステージを観ることができる父兄たちは、何と幸せなのだろうか……。

 MCが始まるが、ステージ2階部分でいつまでも寝転がっている田口に笑いが起きる。

 「眺めがめちゃめちゃ良い!」と田口はご機嫌だ。最後の曲は『ハートの地球(ほし)』。ポンポンを使って形作るハートやSAKURAの文字は、3階席からでもよく見える。

 アンコールの拍手に迎えられて登場したのは、購買部の二人である野津と白井。ステッカーやグラス、タオルといった新グッズを紹介してくれた。「グラス20個買って! タオル50枚買って!」と無茶ぶりトークも板に付いてきた。

 アンコール1曲目は『未完成シルエット』。「昨年度の卒業式で歌った曲だから、この時期に聞くと寂しくなっちゃう」と野津。水野は「この未完成シルエットはまだ未完成。これからもっと絆を深めて3月までに完成した未完成シルエット2014年度バージョンを見せたい」と力強く宣言。大きな拍手をもらう。

 そして、いよいよ卒業へのカウントダウン。2月15日恵比寿LIQUIDROOM2公演、3月26日渋谷TSUTAYA O-EASTで行われる2つのライヴ(計3公演)の告知が行われた。現役生10人と卒業生も合わせて19人で4周年を迎えられたと、卒業生を代表してビデオメッセージを送ってくれたのは……。

 『桜色のアベニュー~from SUZUKA~』に乗ってスクリーンに表れたのは中元すず香。SU-METALとしてではない、中元すず香としてファンの前に登場するのはいつぶりになるだろうか? 場内からは「おおっ!」とどよめきが起きる。

 「さくら学院で学んだことは、ひとりじゃないってこと。メンバーにもファンにも支えられてやってきた。さくら学院は私にとっても大切な母校。これからもさくら学院の応援をよろしくお願いします」との中元のメッセージに場内からは温かな拍手が。

 アンコールラストは『夢に向かって』。晴れて4周年を迎えた、さくら学院スタートの曲。現役生はもちろん、卒業生たちにとっても道はまだまだ途上。これからも夢に向かって真っ直ぐ進んでいく彼女たちが眩しく見えた。

 外は冬の寒さ。それでも数々の嬉しいサプライズに沸かされた心はほっこり温かい。ロビーには大きなクリスマスツリー。年が明ければ、卒業へのカウントダウンが始まる……。



セットリスト

01 School Days
02 Hello!IVY
03 Brand New Day(SCOOPERS)
04 すいみん不足(sleepiece)
05 予想以上のスマッシュ(Pastel Wind)
06 サイエンスガール▽サイレンスボーイ(科学究明機構ロヂカ?)
07 おねだり大作戦(BLACK BABYMETAL)
08 もってけ!セーラーふく
09 目指せ!スーパーレディー-2014年度-
10 Hana*Hana
11 アニマリズム
12 スリープワンダー
13 ハートの地球(ほし)

アンコール
14 未完成シルエット
15 夢に向かって
DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』
竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 

entamenext

トピックスRSS

ランキング