【コスプレ名鑑】つばさびさん「スカートの長さや前からの見え具合を絶妙な位置に調整しました」

つばさびさん（@tsubasabi）

2024年5月19日（日）、名古屋市中区の若宮広場、矢場公園などで、コスプレイベント「ホココス2024〜南大津通歩行者天国COSPLAY～」が開催。コロナ禍の影響で中止・延期となっていた同イベントが5年ぶりに実施された。あいにくの雨天で、南大津通歩行者天国は中止となったが、東海地方からはもちろん、全国各地からコスプレイヤーや、カメラマンなどが集結し、撮影や交流、キッチンカーなどで買った軽食を楽しむ様子も見られた。「ENTAME next」では、当日会場で注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃し、撮り下ろしの撮影とインタビューにも答えてもらった。

【写真】「スカートの長さにもこだわった」つばさびさんのコスプレカット【7点】

――「ホココス」への参加は初めてですか？

つばさびさん　そうなんです。最後に開催された「ホココス」が2019年の11月で、私がその翌月にコスプレを始めたので、今日が初参加です。名古屋で開催される大きいコスプレイベントは「ホココス」だけ参加したことなくて、周りの友達からも「ホココスは楽しいよ」と聞いていたので今回、参加できてとても嬉しいです！

――コスプレを始めたキッカケを教えてください。

つばさびさん　もともとゲームや漫画が好きで、高校生の時からコスプレには興味がありました。2019年11月の「ホココス」を妹が見に行き、そのあとコスプレを始めることを聞いたので、便乗して同じタイミングで始めました。

――妹さんと一緒に始めたんですね！なんのコスプレをしたんですか？

つばさびさん　最初のコスプレは2人とも当時やっていた『第五人格』っていうゲームのキャラクターでした。それからゲーム、小説や漫画、VTuberなどのコスプレをするようになりましたね。

――では、今回のコスプレを教えてください。

つばさびさん　『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』（理不尽な孫の手によるライトノベル）という作品のエリス・ボレアス・グレイラットというキャラクターなんですが、この作品のポップアップストアが3月に開催されていて、その時の限定衣装で参加しました。

――この制服は限定衣装なんですね。衣装は手作りですか？

つばさびさん　そうですね。衣装は売っていなくて、既製品の服を元に作りました。スカートのラインの位置や、太さがイラスト通りになるようにこだわったのと、腰に巻いたカーディガンも、ただ巻くだけだとイラスト通りにならないんです。長さや、前から見た時のスカートの見え具合を、絶妙な位置に調整しました。

――なぜ限定衣装にしようと思ったんですか？

つばさびさん　この作品を知ったのは2017年頃なんですが、「小説家になろう」（小説投稿サイト）で読んでどハマりしました。その後、アニメ化されて『無職転生』のキャラクターのコスプレを始めたんです。それがキッカケで、衣装作りや武器作りをするようになったり、オフ会への参加、写真集制作などいろいろ新しいことにチャレンジするようになりました。

私にとってはとても大きな影響を与えてくれた作品なんです。初参加の「ホココス」では思い入れのある『無職転生』のコスプレで参加したいと思っていたところに、ポップアップストアでヒロインの制服衣装が登場して、「名古屋のこの街並みと相性がいい」と思って選びました。

――衣装や武器作りもされるということなので器用なんですね。

つばさびさん　器用で言えば、今回の衣装では活躍はなかったですが、ティアラ、ステッキ、剣、衣装のボタン、銃やその他小道具などは、昨年から始めた3Dプリンタで作っています。自分でCADソフト（設計図面や製図作成に使用されるソフト）を使って3Dモデリングし、出力・塗装しています。

――すごい特技ですね！！

つばさびさん　学生の頃からCADをよく使っていた経験もあったので、今では前よりも短時間でモデリングすることが出来ていると思います。最初は二つのパーツが互いにハマり合う部分とか、複雑な形状を作るのが難しかったんですよね…。今じゃ、一緒に併せ（条件を縛って複数人でコスプレをすること）をする友達の小道具などを作ることもあり、喜んでもらえるのがとても嬉しいんです。

――では最後に初参加の「ホココス」の感想を聞かせてください。

つばさびさん　普段行われている名古屋のイベントでは撮影できない矢場公園で、キッチンカーで買ったご飯を食べながら、制服姿のエリスのコスプレで放課後っぽい雰囲気で写真も撮れて楽しかったです！あとは、遠方から来ている人がとても多くて、色んな人に会えてとても充実した時間でしたね。ホコ天が中止になってしまったのが寂しかったので次回の「ホココス」で絶対リベンジします！

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