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若手芸人賞レース「UNDER5 AWARD」が開催、2001組の頂点に立った清川雄司が見せた“芸”

エンタメNEXT / 2024年6月28日 19時50分

若手芸人賞レース「UNDER5 AWARD」が開催、2001組の頂点に立った清川雄司が見せた“芸”

清川雄司

芸歴5年目以内の若手芸人を対象とした賞レース「UNDER5 AWARD 2024」の決勝戦が6月23日に行われ、4年目のピン芸人・清川雄司が優勝を果たした。

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「UNDER5 AWARD」は今年で2回目の開催。同大会はフリー、アマチュアを含め所属事務所問わず芸歴5年目までの芸人が出場でき、漫才からコント、ピン芸まで様々なスタイルで頂点を競う。審査員もNON STYLE石田、かもめんたる・う大、チョコレートプラネット長田、佐久間一行、笑い飯・哲夫、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ナイツ塙と一線級の芸人たちが揃った。

Aブロックではセンスあるコントを見せるキャプテンバイソン、Bブロックは清川、Cブロックは音を使ったコントを得意とするツンツクツン万博が勝ち上がり、3組が2本目のネタを披露した。ファイナルでは清川が7人中5人の票を獲得し、エントリー総数2001組の頂点に立っている。

清川が見せた2本のネタはまさに“芸”そのもの。1本目では腹話術と輪唱を組み合わせるというネタで、物理的に不可能なことに慌てながら挑戦する姿で笑いを誘った。「ありそうでなかった」(長田)という評価も納得で、お笑いに精通していない人であっても、何も考えずに笑うことができ、MCのニューヨークや笑い飯の哲夫も絶賛。哲夫の「涙を流して笑った」や塙の「お年寄りの方は絶対に笑うネタ」という言葉に首肯する人も多いだろう。

2本目は口にハーモニカを入れて吹きながらホッピングをしつつの縄跳びやけん球芸を行い、より大道芸に振り切った。長田は「この芸歴で大道芸を極めているのがすごい」と評価したが、まさにすべてをやり切るパフォーマンスで票を集めた印象だ。1本目と比べると、笑いの総量こそ少なかったかもしれないが、すべての大道芸をミスなくこなし、そのうえであわやホッピングから落ちてしまうのではというステージ上での動きによって、観客の心もぐっと引き寄せることに成功している。

23歳という若さで栄冠を勝ち取り、この日見せていない芸として“紙切り”なども得意とする清川。R-1グランプリなどの賞レースはもちろん、テレビで即戦力となる姿も容易に想像できるだけに、今後の活躍に注目したいところ。

また、個人的に笑わせてもらったのがキャプテンバイソン。UNEDER5では2年連続準優勝と涙をのむこととなったが、コントのセンスは若手ではピカ一。とりわけ1本目で見せた強盗のネタでの「バッグはあれくらい必要か」や「(服装が)ニンテンドースイッチみたいだもんな」といったワードは、まるでかゆいところに手が届いたように観客の爆笑をさらっていた。審査員の野田クリスタルも「キングオブコント決勝にいてもおかしくないくらい」と絶賛しており、今後も賞レースでよく見る顔となるかもしれない。

奇しくも漫才師がファイナルラウンドに進出することはできなかったが、Bブロックで清川と競って7票中3票を獲得した家族チャーハンにも触れておきたい。テンポ感やワードの強さも申し分なく、結成2年目ながら、高い完成度の漫才を披露。すでに『ネタパレ』などでも活躍しているが、遠くない未来にタイトルを獲得しうる漫才師だろう。

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