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河合優実主演『ナミビアの砂漠』が日本映画初の快挙、バンコク世界映画祭で最優秀作品賞を受賞

エンタメNEXT / 2024年11月19日 14時27分

河合優実主演『ナミビアの砂漠』が日本映画初の快挙、バンコク世界映画祭で最優秀作品賞を受賞

(C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

河合優実主演の映画『ナミビアの砂漠』が、11月7日~11月17日にタイ・バンコクで開催された第16回バンコク世界映画祭のコンペティション部門にて、最優秀作品賞(ロータスアワード)を受賞した。

【関連写真】河合優実の演技にも注目『ナミビアの砂漠』場面カット【7点】

監督は19歳という若さで『あみこ』を作り上げ、史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした若き天才・山中瑶子。主演はその『あみこ』を観て衝撃を受け、監督に「いつか監督の作品に出演したいです」と直接伝えに行ったという、河合優実。

才能あふれる2人の夢のタッグが実現した本作は、今年のカンヌ国際映画祭 監督週間でも絶賛され、国際映画批評家連盟賞を受賞。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、日本での公開を迎えると、都内を中心に満席回が続出。第16回TAMA映画賞で最優秀女優賞・最優秀新進監督賞を受賞するなど、ナミビア旋風が吹き荒れ、まさに今年を代表する映画になったと言えるだろう。

今回、11月7日~11月17日にタイ・バンコクで開催された第16回バンコク世界映画祭のコンペティション部門にて世界各地から選出された21本の映画の中から、本作が最優秀作品賞(ロータスアワード)を受賞。日本映画が同映画祭で最優秀作品賞を受賞するのは今回が初となる。

映画祭審査員は本作を「若い世代の幻滅とフラストレーションを、自分探しを続けている主人公のカナを通して描き、私たちを魅了した。つかみどころのない若い彼女が身近に感じられる作品である」と評し、山中監督と主演の河合優実に対して、「若手監督の山中瑶子は、若者の複雑さを繊細に、かつ深く捉え、激しく傷つきやすい瞬間を通じて見事に描写している。また、同じく才能豊かな河合優実が思わず息を飲むような魅惑的な演技を披露している」と最大級の賛辞を贈った。

本受賞を受けて、山中監督からの喜びのコメントも到着。山中監督は「ロータスアワードというとても素敵な賞をいただけで嬉しいです!わたしが初めて監督した映画『あみこ』で、レディオヘッドの『Lotus Flower』という曲を登場させたこともあり、蓮には特別な思いがあります。見てくださった方々、審査員の皆さん、キャストスタッフに感謝です。今回は参加できず残念でしたが、またいつかバンコクに行けますように!」とコメントを寄せている。

また、日本を熱狂の渦に巻き込んでいる『ナミビアの砂漠』は、11月13日にフランスでも公開され、その後アメリカ、カナダ、台湾、韓国など海外での上映も予定されている。

さらに、海外の映画祭出品もさらに追加決定。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアに続き海外の映画祭出品が続々決定している。

【あわせて読む】人間は何のために生きているのか、河合優実のドライな視線が”そこ”に触れる『ナミビアの砂漠』

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