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令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナってどんな集団? マツコ・デラックスも魅了

エンタメNEXT / 2024年11月25日 20時6分

令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナってどんな集団? マツコ・デラックスも魅了

The37KAMIINA/サウナカミーナ フォトブック 「交差する熱波」』 撮影/カノウリョウマ

ブーム再燃が話題になっている、プロレス業界。中でも、主に女性客が急増しているのがDDTプロレスリングだ。その中心にいるのは、DDT所属のユニット「The 37KAMIINA」。先日は初のフォトブックも発売し、12月3日にはオンラインサイン会、12月6日には書店でのお渡し会が決定している。マツコ・デラックスも魅了する、噂のイケメンレスラーたちの魅力に迫る。

【写真】サウナカミーナ『交差する熱波』12月3日オンラインサイン会特典

伝説の悪役プロレスラー・ダンプ松本の波乱万丈の人生を軸に、1980年代初頭~中期の「全日本女子プロレス」の光と闇を描いた半自伝的ドラマ『極悪女王』(Netflix)の勢いがものすごい。当時のあの熱狂を知る人はもとより、全女解散後に生まれた世代、そもそもプロレスそのものに触れてこなかった人たちも巻き込み熱狂に叩きこみ、2010年以降に再び勢いに乗ってきたプロレスの熱は、ここに来てさらなる高まりを見せている。『極悪女王』を機に、現代のプロレスへと興味が湧く人も増えたことだろう。

陽性のキャラを活かしたバラエティ進出に、WEBドラマ版『仮面ライダー』シリーズの敵役として堂々たる演技を見せる「新日本プロレス」所属の高橋ヒロム。

現在、レギュラーを務めるミヤギテレビ『OH!バンデス』内のコーナー「TAXIめし リターンズ」での愛嬌たっぷりな食レポが人気を博し、今年は写真集『DOOM!』(ブックマン社・刊)を発売と急上昇中の「全日本プロレス」所属の斉藤ジュン、斉藤レイの双子タッグ「斉藤ブラザーズ」。

持ち前のプロレス脳と愛を駆使し、プロレスの面白さを多角的に伝えるYouTube「拳王チャンネル」が局地的に注目を集める「プロレスリング・ノア」所属の拳王。

そうした個性豊かなレスラーたちがプロレス界を盛り上げる中、新時代のカッティングエッジになるだろう存在が、独創性溢れる世界観を創造しぶつかり合う「DDTプロレスリング」所属の若手選手、勝俣瞬馬、MAO、上野勇希、To-yからなるユニット「The 37KAMIINA」(読み方は「サウナカミーナ」、通称:サカミ)だ。

彼らの名前にピンと来ない方でも、『マツコの知らない世界』(TBS)のサウナ回にてプレゼンターを務めたイケメン4人だと説明すれば伝わるのではないだろうか。

サウナを冠する通り、サウナカミーナは、DDTプロレスリングのサウナ好きレスラーによって、2020年11月より本格始動。「DDTをサウナにする」を合言葉に、リング上では「ストーブ」のように熱い試合で魅せ、まるで「ロウリュウ」のごとく熱い観客の応援を生み出し、彼らの作り出す世界で“整う”……と、“戦うサウナ”集団として、団体の最前線で活躍中。

まず彼らの魅力を語る上で欠かせないのが“サウナ愛”。巡業の合間からプライベートでのサウナ旅も行う生粋のサウナフリークである彼らは、各メディアでサウナの魅力を発信するスポークスマンとしての活動を展開。先述の『マツコの知らない世界』出演回は、TVer再生数の多いサウナ特集番組に送られる「TVerサウナアワード」の大賞を受賞。過去には愛媛県松山市にある「伊予の湯治場 喜助の湯」の公式アンバサダーに選ばれるなど、サウナをさらに熱く盛り上げる活動に貢献している。さらに勝俣、MAO、上野は熱波師の資格を取得。中でも勝俣は定期的にサウナ施設でアウフグースイベントを開催、効能を伝えるなどのサウナ文化発展にまで寄与。まさにサウナの看板に偽りなし。

そして、彼らの魅力を語る上で欠かせないのが“華やかさ”だ。身体能力の高い選手が入り乱れるDDT内において、空中戦、肉弾戦、どれもハイレベルな戦い方を見せている。果てはプライベートでも仲良しという深い関係性が生み出す見事な連携も合わさり、隙のない強さでDDTリングの中心に立ち続けている。一時期はDDTの主要ベルトがサウナカミーナに集まったほどだ。しかも、その激しい戦いを見せるのが、四者四様の高いルックスの持ち主たち。その華やかさは、今年9月に参戦を果した、ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青と並び経っても引けを取らなかったほどだ。

ここからは、サウナカミーナを構成する各選手についてキャリア順に触れていきたい。



サウナカミーナの最年長の勝俣瞬馬(水風呂担当)はリーダー的存在に恥じぬ、まさにユニットのサウナ面を大きく担っている。元々何事もハマりやすい性格のため、サウナ通いを始めた半年後には熱波師の資格を取り、現在はサウナ・スパ健康アドバイザー、サウナ・スパプロフェッショナル管理士も取得。さらに2021年3月には千葉県館山市にサウナ小屋「Sea Sauna Shack」をオープン。

総支配人を務める同店は「サウナシュラン2021」にも輝いている。愛くるしい小動物のような童顔の持ち主ながら、ハードコア・デスマッチを得意とし、流血上等の獰猛さも併せ持つ。ちなみに「水風呂担当」なのは、彼のマイクパフォーマンスのスベり具合が、時に身体を芯から冷やすからとの説あり。

中学生時代にプロレスを行う動画の投稿をキッカケに入団したという異色の経歴を持つMAO(炭酸風呂担当)は、高い身体能力と独創性豊かな戦い方で翻弄し、時には超高所からの危険を顧みないダイブや、現DDT副社長である髙木三四郎をワゴン車で跳ね飛ばすなどの狂気スレスレの一面ものぞかせる。さらに思うことがあれば年上・年下、キャリア関係なく舌鋒鋭く切り込んでいく、まるで破天荒がそのまま人の形になったかのよう。

一方、絵とデザインを得意とし、アパレル「MAOFAC」を展開。どれもハイセンスゆえ出したアイテムは完売続出。さらに現在はレスラーと並行して、ハードコアバンド「Dos Quatro」のベーシストとしても活動中と、知的で芸術肌な面も兼ね備える

「(出会った当初は)ハーフだと思った」とTo-yが述懐するように、まるで童話の王子様が飛び出したかのような色白爽やかでスマート見た目と、新体操仕込みの身体能力と空中戦で魅了する上野勇希(シャワー担当)。正統派な見た目と裏腹に、大阪生まれ仕込みのマシンガントークと仕切り力で、スポークスマンとしての役割も果たしている。

2023年11月にはDDTの頂点であるKO-D無差別級王座を初戴冠、第82代王者として七度の防衛に成功と名実共にDDTの最前線に立つ存在となった。高校の同級であり元サウナカミーナの仲間、現在アメリカのプロレス団体「AEW」で活躍するKONOSUKE TAKESHITAの応援を通じてプロレスラーを志すようになったという歴史も、彼の強さと“エモさ”を際立たせている。

舞台や『天才てれびくん』(Eテレ)でのモノオ役をはじめ、俳優としても活躍中。一見、完璧超人に見えるが、流行には疎く(デニムブランド『LEVI’S』を「レヴィス」と呼ぶ等)、たびたびサカミメンバーに突っ込まれる姿も散見される。

2020年末デビュー、2021年11月に途中加入したTo-y(2024年2月に小嶋斗偉から改名)はメンバー最年少の末っ子的存在。

常にニコニコの笑顔を絶やさず、ほのぼの空気をまとう癒し系なのだが、口を開けば独特の間合いで放たれる不思議ワードとド天然ぶりを炸裂させては、先輩方からの熱いツッコミとイジりを受けている。また、どんな修羅場に置かれてもマイペースぶりを発揮するため、マツコ・デラックスが「お前、ヤバイな‼」とツッコミを入れたほど。

しかし、試合になればハードな打撃にガムシャラな肉弾戦を武器に戦い、先輩だろうが他団体の選手だろうが真正面からぶつかっていく負けん気を発揮。日を重ねるごとに勝利への執念をむき出しにし始め、今年春には若手によるトーナメント戦「D GENERATIONS CUP 2024」で優勝と成長著しい。

今まさにDDT内外でも勢いを感じさせる彼らは、先日11月22日に初フォトブック『交差する熱波』(徳間書店・刊)を発売したばかり。「サウナ旅行」をテーマに、「SeaSaunaShack」で汗を流す一幕から、旅館ではしゃぐ姿に、クールなドレスアップ姿まで、リングでは見られない自然体の彼らをパッケージしている。

日を追うごとにリング内外で存在感を増していく彼ら。何度目かの春を迎えようとしているプロレス界、そして、今や文化にまで成長したサウナ。その二つの熱を合わせて成長を続けていくサウナカミーナは、DDT、プロレス界全体、そしてサウナ文化を強烈で心地良い熱波で包んでくれるだろう。

【あわせて読む】DDT・サウナカミーナフォトブック、オンラインサイン会決定、限定アクスタなど特典も公開

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